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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第2話

1 :名無し募集中。。。:2008/04/19(土) 15:44:02.94 0
前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1208090669/

612 :名無し募集中。。。:2008/04/23(水) 23:42:33.79 0
>>609
ちょっっwなんだこれwwwww

613 :名無し募集中。。。:2008/04/23(水) 23:45:26.06 0
>>609
これが・・・ダークネスの大幹部か・・・

614 :名無し募集中。。。:2008/04/23(水) 23:46:58.97 0
誰かかっこいい圭ちゃん貼ってフォローしてくださいお願いします

615 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:06:47.32 O
伝説のイリュージョニスト・ヤスヤス

果たして敵か味方か?!

616 :FLA1Aap007.ygt.mesh.ad.jp:2008/04/24(木) 00:07:13.56 0
こう卒メンが敵役になると、もうボスは大御所のあの人しか思いうかばない。

617 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:08:13.02 0
>>611
是非今後とも作品の上梓をお願いしたいです

618 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:10:08.17 0
すっかり卒メンが敵として定着してしまったね
あまり卒メン出すのはなあという思いが正直あったけど
ぶっちゃけここまでの素晴らしい作品が並んでしまうと抗う気が失せるw

619 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:12:28.56 0
>>604
あのガキさんの愁いを帯びた表情は確かに目を惹きますね
そしてスパイ設定のお陰で「じゃあガキさんは何のために戦うのか → やっぱりなっちだべさ」と
ネタが思いつきました 改めて感謝です

なっちが登場する話も書いてみたいところなのですが
残念ながら良い話がなかなか思いつかず……

620 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:14:21.76 0
過去の栄光と戦ってる感じは上手い設定だとおもう

621 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:16:11.61 0
今回のテーマらしい「モーニング娘。第2章」ってのとも合致するしね

622 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:16:56.76 0
誰か>>609の元ネタがなんなのか教えてw

623 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:17:54.06 0
そんで一番過去と戦わなきゃいけないのが娘ヲタのガキさんっていう

624 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:20:53.28 0
最初に何気なく決めた設定が後々になって生きてきたときこの作品は成功すると感じる
って誰か作家が言ってたなあ

625 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:21:30.47 0
ここでガラっと違う設定の話なんかが出て来ても面白いな

626 :名無し募集中。。。 :2008/04/24(木) 00:21:45.54 0
>>622
ハローキッズかなんか昔テレ東の夕方の10分番組

627 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:23:36.85 0
>>626d
こういう衣装に負けないヤススすげー

628 :名無し募集中。。。 :2008/04/24(木) 00:25:41.81 0
矢口がキッズの教育をヤススに頼んだときの格好
その格好のときの名前はなんとかレンジャーだったかな
憶えてないや

629 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:27:53.48 0
オシエンジャーな

630 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:37:00.15 0
http://cafefiles.naver.net/data31/2008/4/21/127/resonant_airon_at.jpg

この絵描いた人に漫画化もしてほしいな
オシエンジャーの話じゃないぞ念のため

631 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:39:03.10 0
>>630
うめーな
狼ってたまーに何か才能ある奴がいたりするよな

632 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:43:16.51 0
>>57
上のやつ昨日書いてくれるって言ってた人のじゃなかったのか
待ってるんで頑張ってください!!

633 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:43:50.81 0
間違えた
>>577です

634 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:45:15.78 0
別に途中までかいて投げっぱなしでもおk

635 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 00:48:40.60 0
これまで合計何人くらいが物語に参加したのかな
どんどん増えていくといいねえ
レベルが随分上がってるけどそんなことを気にせずに

636 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 01:00:37.98 0
>>630 いいね
誰かこんな感じのリゾナンダーのイラスト描いてくれないかなあ
ttp://www.square-enix.co.jp/mobile/game/bcff7/wallpaper/bc_wallpaper2_1024x768.jpg

637 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 01:15:03.62 0
確かじるは絵が上手かったよな
あいつ書いてくんねーかなw

638 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 01:16:29.71 0
じるの絵ってかなりシュールじゃなかったっけ
それはそれで面白いかも知れんけどw

639 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 02:08:40.25 0
>>631
たまーじゃないよ
このスレにも沢山いるじゃん才能のある奴

640 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:05:58.52 O
おやすみリゾナンター

641 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:17:22.89 0
やっとできた
一部過激な表現がありますのでご注意ください

642 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:17:56.23 0
「おっと、ここまでだ」

行く手を阻まれ亀井と道重はイケメン集団に囲まれる

「わたしたちをどうするつもり!?」

さんざん追い回され、体力の少ない道重は息が切れてなにも喋れない
亀井も心臓がバクバク言っているが、道重を守るために弱気にならないように威勢を張る
だが基本的に攻撃能力を持たないこの2人、当然ながら戦闘向きではない
道重の癒しは言わずもがな、亀井の傷を共有する能力も対象の精神とシンクロさせなければ発揮できない
そうでなくてもわざわさ自らの身体に傷を付けなければならないのだ
複数の相手に襲われると状況は圧倒的に不利になる

「どうするって、こうするのさっ!」
「ぐはっ!」

イケメンのひとりが道重を羽交い締めにし、もう一人が鳩尾に当て身を喰らわせた
手加減を知らない男の一撃によって道重は抱えられたままぐったりと項垂れる

「さゆっ!」

亀井が道重に向かって足を踏み出そうとしたところを別の2人組に取り押さえられた

「ちょっと!なにすんのよ! さゆ!目を覚まして、さゆっ!」

信じられない力で押さえつけられ身動きが取れない亀井は、道重の目を覚まさせようと必死に叫ぶ

「ふん、あっけないもんだねえ、これがリゾナントピンクとリゾナントオレンジの最後になるとは」

闇の中から一人の女が現れた

643 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:18:40.46 0
>>642
どうやらこの女が男たちのリーダーのようだ

「わたしたちをリゾナンダーだと知って!?」

女は亀井の驚きを鼻で笑うと話しを続ける

「リゾナンダーもバラバラになればたいしたことない。特におまえら二人は。
 傷を癒すヒーラーがいなければ自慢の能力も宝の持ち腐れと言うことだ。
 ん? どうするリゾナントオレンジ? 自分も死ぬのを覚悟で私たちを殺すかい?」

亀井の顔を覗き込むように不敵な笑みを浮かべる
ぺっ! その女の顔に向かって亀井が唾を吐いた

「このアマッ!」

女は反射的に平手を打とうとしたが頬の直前で止める

「おっと、危ない危ない、返り討ちに遭うとこだったよ。この女の能力は自分の傷を他人に共有すること。
 迂闊に傷をつけると自分に返ってくるから気をつけな」

誰に言うともなく解説を加える
女はそのまま道重の側に近寄り長い黒髪を引っ張り顔を持ち上げると、その横っ面をおもいっきりひっぱたいた

「さゆっ!」

女は振り返ると亀井を睨みつけた

「まずこのヒーラーを殺してからた。そのあとでおまえをゆっくりと始末しててやる。おまえら、やっちまいな!」

644 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:19:31.10 0
>>643
女が命令すると男たちはバールのようなものを持ち出し道重を殴り始めた
透き通るほど白い肌がみるみる紫色に変わっていく
頭部からは出血もみられ、地面に地だまりが出来ていた
ゴキッ!と鈍い音が聞こえ腕があらぬ方向にネジ曲がげられる
さきほどまでイケメンだった男たちの顔は醜悪なほど歪んでいた

 胸が苦しい
  これは心臓の発作?
   それとも心の痛み?
    さゆが壊れていく・・・

亀井の中に何かが響いた

「それ以上さゆに手を出すなーっ!!」

亀井が叫ぶと亀井を押さえていた2人の男が叫び声をあげてのたうち回る
男たちの身体中が切り刻まれ血が噴き出していた
亀井の周りが陽炎のように揺らいでいる

「何をした!? 下手なマネをするとこの女の命はないぞ!」

男が道重の首にナイフを突き立て亀井を脅す
殺そうとしている人間を盾に「命はないぞ」と脅すのもどうかと思うが
亀井の耳にその言葉はまったく届いていなかった
ごうっという音と共に一陣の突風が吹き抜けていく
と同時に、道重の首にナイフを突き立てていた男の腕から血が吹き出した

「カマイタチ? そんな馬鹿な!?」

女は驚きを隠せない

645 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:21:50.03 0
>>644
亀井の周りを回るつむじ風に亀井の髪が舞い上がる
風の流れを操って真空の刃を作り出す能力
親友の死を直前にして新たな能力の発動である
さっきまで小さなつむじ風だったものが今では竜巻のように激しく渦を巻き、周囲の物を巻き上げていく
男たちが道重から離れ、微動だにしない道重の身体だけが地面に横たわっていた

「こんな情報は聞いてないぞ。くそ、一旦撤退だ」

リーダーの女と傷だらけの男たちが夜の街に消えていった
だが亀井にはそんなことはどうでもいい

「さゆっ!」

道重に駆け寄る亀井
道重は息をしていなかった

「お願い! さゆ、目を覚まして!」

亀井は心臓マッサージと人工呼吸を繰り返す
唇を重ね、まるで命を吹き込むかのように肺を膨らませる

「ごほ、ごほっ! 痛っ!」

道重の意識が戻った
次の瞬間、道重の身体中にあった傷がビデオの巻き戻しを見ているかのように治っていく

「さゆ、良かっ・・・た・・・」

道重と入れ替わるように亀井が倒れる

「え?ちょっと?なに? 絵里ーッ!?」

646 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:24:00.57 0
>>645

近くのビルの屋上に少女のシルエットがあった
先ほどの出来事を一部始終眺めていたらしい

「また共鳴した。いったいこの能力の源はなんなのだ?
 そして共鳴の秘密とはいったい?」

少女は疑問を口にするとビルの中に入っていく
救急車のサイレンが街をこだましていた

647 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:25:19.21 0
>>646

「もー、さゆみ死ぬほど心配したんだからね。絵里は無茶しちゃダメなの」

病室のベッドに寝ている亀井に向かって道重が叱っているようだ
実際死にかけていて、亀井が道重以上に心配していたことなどは知るよしもない
また亀井がそれを道重に話すこともこの先ないだろう

「うへへへ、ごめんねえ、さゆ。でもおかげで絵里、新しい能力を身につけたんだよ」
「へえ、なんなの? その能力って」

そのとき僅かに開いていた窓から風が吹き込み病室のカーテンがふわりと膨らんだ

「あ、窓が開けっ放しだった」

道重が窓を閉めようと立った瞬間、外から花びらが舞い込み道重の周りを踊るように飛び回る

「わぁ、綺麗」

道重が喜んだのもつかの間、いたずらな風は道重のスカートを捲り上げた

「きゃあ!」
「秘技・神風の術〜 うへへへ」
「んもぅ、絵里のエッチ!」

648 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 03:26:07.86 0
>>642-647
以上です
勝手に新しい能力を加えちゃいました

649 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:21:30.02 0
>>648
さゆえりはやはりナイスコンビですなw

すげー長くなってしまいましたが…>>539-550よりも前に
れいながさゆえり初めて出会っていたって設定での話
うまく繋げられてないけどご勘弁を…

>>632
お待たせしましたw

650 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:22:46.73 0
 
「絵里ー、大変大変!ビックニュース!」
今日もさゆみは病室に駆け込んでくるなりかばんを放り投げた
いつも通りの笑顔
しかし、今日の登場はいつものお決まりの台詞とは違っていた

「どうしたの?」

さゆみはベッドの傍らにあった椅子を引き寄せた
が、そこには座らず絵里の目の前にグッと顔を寄せる

「今ね、ロビーが大変な事になってたの」
「ん?なんで?」
「おっきな事件があったんだって!」
「ふーん・・・」
「あれ?絵里、興味ない?」
「うん。あんまりー」
「なーんだ、つまんないのー」

さゆみは頬を膨らませて、ドカッと椅子に腰を下ろした

「興味はないけど、話は聞くよ?」

すっかりいじけてしまったさゆみを見て、やっぱり年下なんだなと納得した絵里は優しく声をかけた

「あのね、50人対ひとりの大喧嘩があったんだって!」
 


651 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:23:38.00 0
 
それは街外れの河原での事

“湾田橋近くの河原で不良達が大人数で喧嘩をしている”

近所の住民の通報で警察が現場に駆けつけた時、それは既に収束しつつあった

倒れたまま動かない者
痛みに堪え切れず喚いている者
腰を抜かしてもなお逃げようと地を這い蹲う者
河原に生い茂る草花にこびり付いた大量の血痕

異様なその光景のむこう側で体を小さくしてうずくまっている少女

その少女の腕の中には小さな黒猫が一匹

その黒猫は息をしていなかった
 


652 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:26:15.60 0
 
「って、看護婦さんが言ってたの」
「うそだー、その女の子がひとりで50人をやっつけたって事ぉ?」
「って警察の人が言ってたって看護婦さんが言っての」
「えー、絶対嘘だってぇ」
「じゃぁ絵里は、誰がやったと思うの?」
「そんなの絵里、知らないってばぁ」

こんな些細な話題でも絵里にとって、さゆみとの会話のキャッチボールが心地良かった

「絵里ちゃん?ちょっといいかしら?」

会話に夢中になりすぎて、看護婦さんのノックの音を聞き逃していたようだ
いつの間にか部屋の入り口には絵里の担当看護婦が呆れた表情で立っていた

「はい、なんですか?」
「今晩から、絵里ちゃんの隣のベッドに女の子が来ることになったのね」

2,3日前から空いたままになっていた絵里の隣のベッドを指差す

「外科の患者さんなんだけどさ、ベッド足りないからとりあえずこっちで面倒みることになったんで」
「わかりましたぁ」
「絵里ちゃんのひとつ下の女の子だから仲良くしてあげてね」
「はぁーい」
「じゃぁ、さゆみと同じ年なの」
「そうね、じゃぁ今から連れてくるから」

そう言い残して看護婦は静かに扉を閉めた
 


653 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:28:14.04 0
 
「どんな子だろうねぇ」
「かわいい子がいいの」
「さゆの基準はそこだけぇ?」
「そこは重要なの」

やっぱりこの時間は心地良い
絵里とさゆみがしばらくの間、楽しい時間をすごしていると

先程の看護婦が猫をつれて戻ってきた



寝苦しい
その夜、絵里はめずらしくなかなか寝付けずにいた
隣のベッドからビリビリと何か不思議な感覚が伝わってくるから
物音はしないけれど隣のベッドの猫もまだ眠っていない
そう確信した絵里は思い切って声を掛けた

「あの・・・ちょっとお話しませんか?」



654 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:28:50.93 0
 
少しの間が空いて、モゾモゾとシーツがこすれあう音が部屋に響く

「なん?」

ぶっきらぼうな返答に多少面食らった絵里ではあったが、なんとか言葉を返す

「あの・・・いや・・・なんだか今日は寝付けなくって・・・だから・・・」
「ふぅん・・・」
「あ、あの・・・私、亀井絵里って言います」
「れいな。田中れいな」
「あの・・・怪我・・・大丈夫ですか?」
「こんぐらい大丈夫。ってか、そっち行ってもよか?カーテンとか邪魔やし」
「うん」

と、答えると同時に勢い良くカーテンがめくられる

「わっ!」
「ちょっ、シッ!声デカいし!」
「そう言う田中さんも声おっきいよぉ」
「うっさい」
「あー・・・年上にそんな事言うんだぁ」
「あんた、れなより年上とね?」
「疑ってるー!本当だもん!看護婦さんに教えてもらったんだから間違ってないもん!」
「しゃべり方が年上っぽくなか。アホっぽい」
「絵里はアホじゃないもん!!」

今度は部屋の扉が勢い良く開いて、ふたりは看護婦さんにこっぴどく叱られた
 

655 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:29:51.25 0
 
「で、その田中れいなちゃんは?」
「今診察に行ってる。肋骨にヒビが入ってるんだってー」
「50人相手にしてそれだけ?」
「あと、顔とか腕とか怪我してたよ」
「それだけ?」
「うん。それだけ」
「どんだけ〜〜」
「あはは!さゆおもしろーい!」

「あいかわらず絵里、うっさい」

扉から不機嫌そうな顔を見せるれいな

「おかえりー。どうだったぁ?」
「ん。ヒビもたいした事ないから4,5日で退院やって」
「えーそうなんだぁ・・・つまんないのぉ」
「絵里。そこ、残念がるんじゃなくて喜ぶ所でしょ?」
「だってぇー」

ふくれっ面の頬をつつきながらさゆみは立ち上がる

「絵里の幼馴染で、道重さゆみって言います」
「あぁ・・・田中れいな。コイツ夜も朝も昼もうるさいけん黙れってあんたからも言っといて」
「絵里はうるさくないもん!」
 

656 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:30:44.12 0
 
絵里は自身の病気のせいで周りに迷惑を掛けているという負い目を感じているせいか
さゆみ以外の人間の前では素直で従順で大人しい年相応の振る舞いで過ごしてきた
なのにどう事だろうか
この田中れいなという猫の前での絵里は、さゆみとふたりっきりの時の絵里そのままだった

「うっさい」
「うっさくないぃ〜」
「絵里は寝てる時以外はうるさいの。」
「うえぇぇ〜」
「そしてそろそろ時間だから、さゆみは帰るね」
「えー、もうそんな時間?」

「なぁ、ミチシゲさん・・・」
「ん?」
「あんた、毎日ここ来よるん?」
「・・・来てるよ?」
「ふぅん・・・仲いいんやね、あんたたち」

そう言って、れいなはカーテンを勢い良く閉めてしまった
絵里とさゆみは無言で顔を見合わせた
 

657 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:31:32.42 0
 
また、今夜も眠れない
昨晩と同じようなこの不思議な感覚に絵里は身を委ねてみる
嫌な気はしない
何かが何かを静かに掻き立てる、そんな感覚
その感覚を丁寧に辿って行った先をにあるものは・・・隣のベッド

「田中さん・・・起きてる?」
「・・・起きとる」

聞き覚えのある物音がカーテン越しに聞こえてくる

「お話してもいい?」
「ん」

今日はゆっくりと開かれる白いカーテン
その隙間からのぞくのは目を細めて少し眠たそうな顔
昼間とはまったく違うその無防備な表情に、絵里は思わず笑みをこぼした

「何笑っとーと?」
「んー?田中さん・・・猫みたいだなと思って・・・」

その言葉にれいなの目がかっと見開かれる
 

658 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:32:19.37 0
 
「え?どうしたの?」
「・・・・・・・・・」

れいなは眉間に皺を寄せて絵里から目を逸らす
明らかに不機嫌になっているもののゆっくりとさゆみの指定席である椅子に腰を下ろした

「ねぇ、田中さん・・・絵里、なんか悪いこと言った?」
「・・・悪いことは言っとらん。ちょっと嫌な事、思い出しただけやけん・・・」
「・・・ごめん」
「いや、あんたは悪くないけん」

絵里の弱々しい謝罪の声に、やっとれいなは顔を上げた
その目にはうっすらと潤んでいるように見えた
慌てて絵里は体を起こして、真正面かられいなを見据える

「田中さん・・・ごめん・・・やっぱり絵里、変なこと言った・・・」
「や、違うけん」

そう言ってれいなは俯きながら目を手の甲でグシグシと荒っぽく拭った
 

659 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:33:11.61 0
 
先程から感じていた不思議な感覚
それが絵里の中でより一層大きく、はっきりとしたものになった
が、依然として正体は不明な感覚
しかしその感覚に導かれるように、絵里は右手を差し出してれいなの頬を優しく撫でた

「泣かないでよ・・・」
「泣いとらん」

れいなの頬に触れた掌から、れいなの涙が染み込んで来るような感覚に襲われる

「でも、泣いてる・・・」
「やけん、泣いとらんって」

絵里はその感覚に導かれるまま、れいなを片手で抱き寄せた
いきなりの絵里の行動に不意打ちをくらったれいなは、体のバランスを崩して絵里のベッドへと倒れこむ

「ちょっ・・・何すると?」
「泣けばいいじゃん」
「何?」
「泣きたい時は泣けばいいじゃん」
「・・・・・・・・・」

れいなの返事も抵抗もないことを確認した絵里は、抱き寄せる腕にさらに力を込める
優しく、ゆっくり、静かに

「絵里はね、泣きたい時は泣いちゃうよ?」
「・・・・・・・・・」
 

660 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:34:06.20 0
 
出会いは遠い昔
れいながまだ幼く、弱く、押しつぶされてしまいそうでもがいている頃
学校からの帰り道、ひとり橋の下で雨宿りをしている時だった

その黒猫もまた、幼かった

その日かられいなは、半分残した給食のパンを持って毎日欠かさず黒猫に会いに行った
休みの日は施設を抜け出して、自分の食べ物を分け与えた

それが何年も続いた
黒猫と過ごす時間が、唯一れいなの心休まる大切な時間だったから

最近では黒猫も年老いてきていたのか、動きも鈍く食欲もない
しかし、れいなが現れると必ず草むらの中からゆっくりと歩み寄ってくるのだった

そして昨日
その日もいつものように、黒猫との約束の場所へ向かっていた

そこで待っていたのは

れいなと黒猫が長い年月をかけて築いてきたものが無残にも壊された残骸だった
複数の人間が黒猫を殴り、蹴り上げ、笑い転げるその光景

大切なものが壊された


ならば  壊した人間を  壊してやる
 

 

661 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:34:58.83 0
 

「そっからは、あんまり覚えてなか」
「うん・・・」
「無我夢中やったけん・・・」
「そっか・・・」

一通り話終わったれいなは派手な音を立てて鼻をすすった

「その猫は、警察の人がちゃんと供養してくれるって言うてくれたけん・・・退院したら墓参りに行くと」
「ねぇねぇ、絵里も行きたい!」
「へ?なんで?」
「なんででも!あ!さゆも一緒に連れてくからさぁ・・・3人で行こうよ!」
「なんで?」
「だからぁ、なんででも!絵里が行きたいから行くの!」
「はぁ・・・まぁそこまで言うなら行ってもええちゃけど・・・」
「今度、絵里の外泊許可出たら行こうね!」
「絵里、外泊できんの?」
「できるよ。たまにだけど・・・よし!決まりぃ〜」

今度はグッと力一杯れいなを抱きしめた
 

662 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:36:03.17 0
 
病院の正面玄関から駆け込んできたさゆみは、ロビーの待合に似つかわしくない派手な格好の人物を見つけた

「れいな!」
「おぅ、さゆ!」

ここ数日ですっかり打ち解けた絵里、さゆみ、れいな
お互いを名前で呼び合う仲になった
が、しかし、今日れいなは退院する

「退院おめでとうなの」
「ありがと。まぁ、まだ痛かったりするんやけどね・・・」
「あんまり無理しちゃダメだからね!」
「わかとーよ」
「で、絵里は?」
「まだ検査から帰って来とらん」
「ふーん・・・」
「れいなだけで申し訳ないですー」
「そーんなこと思ってないよ?れいなちゃんと二人っきりだなんて、さゆみうれしいなー」
「さゆ、棒読みやし」

軽口を叩き合えるまでに3人の距離は縮まっていた
れいなにとってそれは初めての感覚だった
だけど居心地は悪くない、いや、心地良かった
 

663 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:36:41.76 0
 
「ところでさー、ねこちゃんのお墓参りなんだけど」
「あぁ、絵里から話聞いたと?」
「聞いた聞いた。れいなって見かけによらず、優しいんだって思っちゃった」
「ほっとけ」
「まぁまぁ怒らないの。でもさー、さゆみもれいなの気持ちすごくわかるの」
「・・・・・・・・・」
「さゆみもね、小学校の頃、ダンゴムシが友達だったの・・・」
「・・・・・・・・・はぁ?」

それからさゆみはダンゴムシとの思い出をとうとうと語り始めた
ダンゴムシとの出会い、ダンゴムシとの楽しい時間、ダンゴムシと一番盛り上がった会話―――
れいなは静かに頷くしかなかった・・・

「でもね、ある日・・・クラスの男子がさゆみのダンゴムシを教室の窓から投げちゃったの!」
「外に?」
「そう!で、もうさゆみ泣いちゃって・・・」
「・・・はぁ・・・」
「だってお友達が窓の外に投げられちゃったんだよ!しかも、その時の教室が3階!」
「3階・・・ですか・・・」
「酷いよね!でもさゆみ、泣いてるだけでその男子に何も言えなかったの」
「・・・・・・・・・」
「だから、れいなはすごいなって・・・偉いなって・・・絵里と話してたの」
「いや、偉いとか・・・そんなんやないけん」
「ううん、偉いの。もしね、あの時れいながさゆみの傍にいてくれたら、さゆみのこと助けてくれた?」
「・・・あぁ・・・たぶんその男子、殴っとったやろね」
「あはっ、れいならしいー」
 

664 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:37:28.44 0
 
「さゆーー!れーなぁー!」

大きな声で呼ばれた二人は声のする方へと反射的に視線を移す
ロビーの入り口で大きく手を振る絵里

「絵里!おかえ───
「キャーーーーーッ!!!」

さゆみの返事は絵里の近くに居た女性の叫び声にかき消された

何事かとその場に居合わせた全員がその方向に目を向ける
そこにはれいな以上に、病院に似つかわしくない集団

「田中れいなぁ!退院おめでとーー!」
「この前のお礼に来てやったぜ!」
「もういっぺん入院しろや!」
「ってか、二度と退院できねーようにしてやっからよぉ!」

それはれいながつぶしたグループの残党だった
あの黒猫を殺した奴らだった

「どけ!」

その中の一人がこちらへ近づいてくると同時に近くにいた絵里を突き飛ばした

「キャッ!」
「絵里!」
 

665 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:38:55.15 0
 
さゆみは弾かれたように絵里のもとへ駆け寄る

「大丈夫?」

さゆみはその場に倒れこんだ絵里を抱き起こした
しかし、絵里の視線はさゆみの肩越しに送られていた
さゆみもつられてその視線の先にあるものを確認しようと振り向いた

「ぅらぁぁぁあああっ!!」

れいなは絵里を突き飛ばした男の襟首を掴んで、外へ投げ飛ばした

「ぐわぁぁっ!」

派手に転んだ男の腹に鋭い蹴りをぶち込む
後ろから殴りかかる男の右腕を振り返りざまに避けて、カウンターをくらわす
れいなの拳をモロに受けた男の顎から鈍い音がして崩れるように倒れこんだ
残りの男達が束になってれいなに襲い掛かる
しかしれいなは流れるような動きでかわしていく
男達が次々に倒れていく
誰もれいなの動きを止められない
誰もれいなに触れられない
それは荒々しくも、とても美しかった

「ダメッ!」

そんなれいなの動きを止めたのは絵里の一声だった
 

666 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:40:32.03 0
 
「れいな、ダメだから!」
「何?なんで止めると?!こいつらは・・・」
「わかってる!そんなのわかってる!」
「わかっとらん!こいつらは平気で命を奪うような奴らやけん!」
「でも、ダメ!」
「なん?」
「れいなはね・・・れいなのその強さはね・・・人を傷つけるためのものじゃないの!」

絵里の目に涙が溢れ出す

「なっ・・・ぇ・・・絵里・・・」

泣き出しそうな絵里の肩をそっと抱きかかえるさゆみが続ける

「その強さは人を守るために使わなきゃダメなの・・・そしてれいなはそれができるはずなの・・・」
「さゆも・・・何言うとーと?」

刹那の沈黙の後、パトカーのサイレンが風に乗って流れ込んできた
倒れていた男達がその場を去ろうと、ダメージの大きい体を起こし始める
れいなも身の危険を感じて、ロビーのソファに置いたままのかばんの元へと走り出す
れいながすばやくかばんを肩に掛けた時、パトカーは病院の正面玄関に到着し、男達を取り押さえていた

「れいな!」

さゆみが叫ぶ
れいなが振り返る
続けて絵里が小さく呟く

「れーなぁ・・・」
 

667 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:41:28.49 0
 
れいなは口元に薄い笑みを浮かべた

そして、猫のように身を翻して裏口の方へと駆け出した

「あの女だ!追え!」
「裏口だ!」
「パトカーを裏口に回せ!」

取り押さえられた集団の罵声と駆けつけた警察官の怒号が響き渡るロビー
その中で静かに佇む絵里とさゆみ

「行っちゃった・・・」
「ま、いいじゃん・・・また近々会えるんだし」
「でもぉ・・・」
「お墓参り行くんでしょ?」
「絵里、れいなの連絡先・・・聞いてない・・・」
「え?ちょっ・・・バカ?」
「バカじゃないもん!今教えてもらおうと思ってたのにこんなことになっちゃったんだもん!」
「フツー、もっと早く聞いておくよね?」


「絵里が悪いわけじゃないもん!!」

 

668 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:46:30.82 0

長い・・・orz
ご意見苦情等ございましたらなんなりと・・・
勉強して上手く書けるようになりたいので・・・
次書く機会があればもうちょっと短くまとめられるようにがんばります

あと遅くなっちゃいましたがまとめサイトの中の人激しく乙です!
ありがとう!

669 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 05:51:36.40 O
さゆえり
さゆえりれな
乙でした面白かったです もうバキかとw

670 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 06:18:22.15 O
夜明けに乙です
れーなの強さと弱さ
さゆえりと打ち解けていくまでの課程
中々良かったです!

絵里のれーなに掛けたセリフがグッときますね〜

671 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 08:19:29.35 0
次回予告
中華料理店で再会した リゾナンターメンバーと謎の中国人2人組
さっそく話しを持ちかけると なんとあちらも能力者を探していて 
協力してほしいとのこと・・・
 さっそく2人の協力技であるテレポートで 中国へ向かうのだった!

・・家族との再会もつかの間
そこでは 操られたキョンシーによって町が襲われていたのだ!!

新しいタイプの敵に苦戦を強いられるメンバー達・・・
はたして 術者を倒し再び死者を安らかな眠りにつかせる
ことが出来るのだろうか?

・・・そして 中国娘は言う
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17108.jpg
「もう アナタたちとは家族ネ 今度はアナタたちのふるさと護るアルヨ」

再び日本へ行く事を母に告げる2人


次回かなしみ戦隊リゾナンター「ふるさと」

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17108.jpg
わがままな娘でごめんネ Mother・・・

672 :名無し募集中。。。 :2008/04/24(木) 09:46:03.60 0
おまいら凄いよ

673 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 09:55:58.31 0
次回予告
夕暮れ 今1人の少女が散ろうとしていた・・・・・列車が近づき
ホームから足を踏み込んだ瞬間! 頭の中に言葉が流れ込んでくる
そして まだ自分がホームに立っている事に気づく!!

線路を挟んで向かい側に女性が1人見つめている
唇は動いていないが彼女の言葉だと愛佳は確信する!
      ふたたび流れ込む言葉
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17097.jpg
『あなたはさっき一度死んだわ これからのおまけの人生 助けた私に
預けなさい! じゃあ 最初の命令言うわよ 生きなさい! 
かってに死ぬ事はゆるさないから!!』

・・・初めて愛佳に向けられる【死】とは反対の温かい言葉・・・
         少女は心の声で叫ぶ
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17114.jpg
         『私生きていいの!?』
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17097.jpg
          『生きなさい!』
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17114.jpg
     『生きたい!!』『私! 生きたい!!!』
        
愛佳は泣く 周りの驚く人など気にせず「うえぇ〜  うえぇ〜・・」
泣き方に器用 不器用があるならば 不器用だっただろう だが
愛佳は本気で泣いた どんないじめを受けても決して泣かなかった愛佳が・・・


次回かなしみ戦隊リゾナンター「涙が止まらない放課後」

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17114.jpg
「いつか晴れるといいな  私の心の止まない雨が・・・」

674 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 10:48:54.78 0
次回予告
売れっ子現役アイドルで 超が付くほどわがままな 小春だったが
リゾナンターの一員となってからは 後輩が出来た事やメンバーと共に
協力して戦っていくうちに 少し変化を見せ始めていた

やがて 率先して喫茶『リゾナント』の清掃を手伝う小春がいた

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17110.jpg
「なんという ミラクル!!」
メンバー達から驚きの声が上がる
リーダーはそんな小春をやさしく見守るのだった

そして小春は 昔の自分なら絶対する事がないであろう行動を・・・

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17110.jpg
「あのね・・小春 その・・うまく言えないかもしれないけど・・・えっとね」
         「・・・いつもありがとう」


次回かなしみ戦隊リゾナンター「色っぽい じれったい」

「もうっ・・」
そんなじれったい小春を ギュッとマネージャーの飯田は抱きしめた

675 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 11:29:16.90 O
みんなスゲーぜ

676 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 12:25:31.76 O
俺も書く!!

677 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 12:36:01.57 0
れなえりさゆは6期ヲタにとって最高作です

678 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 12:44:52.62 0
今日も充実したお昼休みになりました
ご馳走様ありがとう

679 :まとめの人:2008/04/24(木) 13:04:57.79 O
背景画像の配置がうまく行かないアウアウ
既知のバグらしいのですがうまく行く方法を考え中
ちょっと今は見にくいかもですが許してね

各作者様は今日も素敵な話をありがとう!

680 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 13:05:07.44 O
どうも明け方のれなえりさゆの人です眠いですw
皆様レスdです

>>677
自分も娘。DDの6期推しなのでそう言っていただけて嬉しいですw

681 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 14:40:14.58 O


682 :名無し募集中。。。 :2008/04/24(木) 15:55:47.38 0
おっと

683 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 16:59:20.45 O
wktk

684 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:02:48.29 0


685 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:25:34.38 0
さすがに1位スレも消滅したし人も減ってきたな
次の新曲まで持ってほしいな〜

686 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:26:40.80 0
まあゆっくりマターリいきましょうや

687 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:30:06.36 O
週末にはまた盛り上がるんではなかろうか
いや盛り上がってほしい

688 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:34:54.87 0
http://ng2.or.tp/ReinaT/souce/ReinaT_4387.jpg

赤坂TBSにダークネス出現!
現地に向かいます!

689 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:45:16.76 O
>>688

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17108.jpg
「何時集合デスか?」
「忘れたダ」


ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17114.jpg
「……………電車乗り過ごしてもうた………」



690 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 18:58:10.76 0
まとめサイトを見せてもらって絵里さん単独の話がないのが気になっていたので今書いています
さゆみさんも登場しますが主に絵里さんの過去を描いている感じです
あまり期待せずにお待ちください

691 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 19:10:21.02 0
>>668
半ばネタで書いたれいなの「50人斬り」がこんな形で読めて感激ですw
6期3人の邂逅最高でした

692 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 19:57:00.29 0
>>668
待ってました!!
三人のキャラがよく出てたし面白かったです
ありがとうございます

693 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 20:12:26.24 0
三人の会話に違和感がなく、自然に想像できて凄くいいですね
自分も頑張ります

694 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 20:36:11.63 0
>>685
次の曲が出るまではさすがにわからないですけどw
とりあえずまだ書きたい小ネタがありますので
できるだけがんばりたいです

>>690
絵里話!楽しみにしてます

695 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:19:59.39 0
愛ガキ話書いてみたんだけど今のっけるのはKYかな

696 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:21:45.52 O
読みたいっす!

697 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:23:18.35 0
>>695
早急にうp!

698 :名無し募集中。。。 :2008/04/24(木) 21:26:28.53 0
おk

699 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:29:12.00 0
んじゃサクッとうp
期待すんなよ初めてなんだから

700 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:30:06.44 0
 
表向きの仕事が終わり、喫茶店へ向かう。
楽しみなはずなのに、里沙の心は晴れない。

最近、組織からの連絡が増えた。
何か大きな行動でも起こそうとしているのか。
それとも、自分が疑われているのか。



「…ただいま」
「おう、おかえり〜。ガキさんも早よご飯食べよっせ」

喫茶店に着いてからも、やっぱり心は晴れないままだ。
もう色んなことに限界なのかもしれない。
ここにはみんながいるのに、どうしても孤独を感じてしまう。
所詮、私は裏切り者だからなのか。


食事が終わると、メンバー達はテレビを見始めた。
どうやらドラマを見ているらしく、みんな食い入るように見ている。
里沙はドラマの内容などちっとも頭に入って来なくて、静かに席を立った。


701 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:30:54.24 0
 
喫茶店の外に出て、夜風にあたる。
最近は夜でもそんなに寒さを感じなくなった。
ぼんやりと空を眺めて、これからの自分について考える。


組織とリゾナンターと、自分。


一体どれが一番大事で、そのために自分は何をすべきなのだろう。
自分は何を守り通したらいいのだろうか。
考えれば考えるほど、頭の中がゴチャゴチャして分からなくなる。



「…ずっとこのまま、だったら楽なのかな…」



組織もリゾナンター達も自分を必要だと言ってくれているが、本当にそうなのだろうか。
今自分がいなくなっても、誰も困らないんじゃないか。
自分は、その程度の存在なんじゃないか。



そんな考えが頭を過ぎって、ひどく悲しくなった。


702 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:32:11.39 0
 
「ガキさん」

いきなり後ろから声が聞こえたので驚いて振り向くと、愛が立っていた。


「…どうしたの?」
「ガキさんこそ急にいなくなってどうしたん?」

そう言って愛は里沙の隣に腰を降ろした。

「…ちょっと、ね」


嘘でもいいからもっと違う言葉を言えば良かった。
これでは愛に心配させてしまう。案の定、愛は真剣な顔で里沙を見つめた。
愛の視線に気付きながらも、里沙は目を合わせられない。


「なんでもないから。大丈夫だから」
「里沙ちゃん」


二人きりの時だけに呼ばれる名前。
それを聞いたら、なんだか胸が苦しくなって思わず泣きそうになってしまった。
でも泣く訳にはいかないので無理矢理笑顔を作って、愛を見る。


「もう。そんなに気になるなら心を読めばいいじゃん」


703 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:32:56.86 0
 
愛は必要以上に人の心は読まない。
それを知っているから、あえてそう言ったのに。


「やだ。里沙ちゃんが話したくないのに、心を勝手に覗く訳にはいかん」


頑固だな、と思った。
愛ちゃんが心を読めば、すぐに自分が何をしているのか分かるのに。
自分が普段何をして、何にこんなに悩んでいるのか、分かるのにな。
だけどごめん。自分からじゃ言えない。


小春が前に仲間を疑った時に、バラしちゃえば良かったのかも知れない。
そしたら、今こんな風に思いつめることも無かっただろう。
この心地よさに、胸を苦しめる事も無かっただろう。




どうしてあの時、言えずにいたのか。




704 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:33:47.30 0
 
「ごめんね、もう大丈夫だから。ごめん」


言えない事が愛をまた裏切っているんだと、分かっているから謝らずにはいられない。
たとえそれが愛を傷つけているとしても。
もう自分ではどうすることも出来ないのだ。



里沙は立ち上がって、2,3歩踏み出すと愛の方へ振り向いた。
愛はまだ心配そうな顔で里沙を見ていた。


「じゃあたし…帰るね」
「明日も、来る?」
「…来るよ。心配しないで」
「うん…」
「おやすみ」
「おやすみ里沙ちゃん」




705 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:34:37.82 0
 
愛はしばらくその場に座ったままでいた。
先ほどの里沙と同じように夜空を眺めていた。


「高橋さん?」
「なんだ、光井か。どうしたの?」
「みんなもう帰るって行ってるんで呼びに来ました」
「そっか。ありがとう」

しかし愛は動こうとはしなかった。
光井はいつまでも動かない愛に異変を感じた。
正直、こんな愛は見たことがない。



「ガキさん、帰ったよ」
「へ?あぁ…そうなんですか」

いきなり愛が口を開いた。
けれど立ち上がる素振りは見せなかったので、光井は愛の隣に座ることにした。
愛は空を見上げたまま、小さく呟いた。


「あーしは、誰の心でも読む事ができる。…けど、あーしの心は誰にも読めん。
 たまにだけど、あーしの心もみんなに読めたらいいのにって思う」

ほら、うまく言葉に出来んことってあるやろ?
そう言って高橋さんは私に話しかけてきた。笑顔なのに、なんだか泣いてるみたいな顔で。
何も言えないでいる私に構わず、高橋さんは続けた。


706 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:35:22.08 0
 
「なんかね、ガキさんが悩んでるみたいでさ。でも、なーんも、してやれない」
「新垣さんが?」
「そう。誰よりも長く一緒にいたのに、全然分からん、ガキさんのこと」
「…そんなこと…」
「それに、いつかいなくなっちゃうような気がして。…明日ほんとに来るんやろうか」


7年も一緒にいたからさ、いなくなったら寂しいやろ。と言って高橋さんは私を見た。
その顔はやっぱり泣きそうで、寂しそうで。
なんとかしてあげたい、そう思ったら、あるモノが視えた。


「高橋さん、明日新垣さん来ますよ」
「え…あぁ、視えたんか」
「はい。明日は一緒に笑ってますよ。みんなと」
「…いいな、光井は視えて」


本心じゃないけれど、少しだけ光井の能力が羨ましいと思った。
自分達の能力は、誰かを助ける事もあるが、逆に自分や誰かを傷つけることもある。
さっきだって、怖くて彼女の心を覗いてあげれなかった。



ほんとは覗いて欲しかったかもしれないのに。
大丈夫だと口では言っても助けを求めていたかもしれないのに。




707 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:36:06.88 0
 
里沙は大通りに出るとタクシーを拾い乗り込んだ。
行き先を告げて、シートに深く背中を預ける。
なんだか酷く疲れてしまった。色々と思いつめてしまったからだろう。
明日になれば、少しは気が楽になるかもしれない。



「愛ちゃん…」



先ほどの彼女の表情が頭から離れてくれない。
自分のことを真剣に心配してくれている彼女。
それでも彼女からは聞いてこない。そんな優しさが、胸を責めてやまない。



「ごめんね」



そっと呟いた。誰にも聞こえないように小さな声で。



――私、愛ちゃん達が思ってるような人間じゃない。私は、みんなを裏切ってる――


里沙の悲しみは誰とも共鳴することなく、夜の闇に木霊する。



708 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:36:59.84 0
以上です
苦情受付ます

709 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 21:39:29.66 O
唯一の苦情は


続きが読みたいここで終わりとは何事だ。・゚・(ノД`)・゚・。

710 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 22:02:12.30 0
苦情です
何故か視界がぼやけてモニタがよく見えません・・・
ラスト1行がすごくいいねえ

711 :名無し募集中。。。:2008/04/24(木) 22:04:32.59 0
人称が統一されてないのが気になったかな
誰の視点で書くのか天の視点で書くのかを気にするとよくなるかもね

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