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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第3話

1 :名無し募集中。。。:2008/04/27(日) 22:29:06.99 0
前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第2話
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1208587442/

まとめサイト
http://resonant.s336.xrea.com/cgi-bin/up/index.cgi

テンプレ>>2-11ぐらいまで

331 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 13:12:23.17 0
>>329
おもろい
すごいカメっぽい
なぜか狩狩のたとえば君が亀井編を思い出した

332 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:01:51.04 0
>>327
ドライヤー代わりかww

333 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:37:18.82 0
三スレ目でもリゾナンダーとリゾナンター両方あるのか
自由だなあ

334 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:41:52.09 0
そこ何度か指摘しようと思ったけど
まぁいっかってw

335 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:46:04.88 0
何か喫茶店設定がツボだったので詳しく考えてみる
・喫茶店(1F)兼住居(2F)
・リーダーと犬のふたり暮らし

336 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:49:59.69 0
他のメンバーはどこに住んでるんだろう?

337 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:52:24.16 0
れいなが喫茶店に居候
ガキさんとジュンリンが不明
あとは自宅 てイメージ

338 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 14:59:31.15 0
ガキさんは自分でマンション借りてそう


339 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 15:31:57.91 0
「どようびのにゃんこ」


2F住居スペースの、大きなリビングルームの隅には
天井近い高さのロフトに向かって真っ白な梯子が架かっている

その梯子の先が、田中れいなの愛しの我が家
お気に入りの紫色のファブリックに包まれながら
丸まって眠る姿はまるで子猫のお昼寝

「れいなー、ご飯できたよー」

「れいなーーー!ごはんやよーーーーー!」

「・・・あー、もうええわ」

飼い主の声にも、無反応でお昼寝
もうちょっとだけ、この時間を楽しみたい田中れいなでした

340 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 16:06:19.97 0
いいね
微笑ましい

341 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 16:33:09.19 O
予告書いてたら思ったよりも長くなって予告じゃなくなりそうだ
難しいもんだね

342 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 17:41:23.25 0
とりあえずうp

343 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:32:38.66 0
>>341さんじゃないけど
短い話をいいでしょうか

344 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:34:31.88 0
―移動する島

8人は「海上の監獄」と呼ばれるその島に立っていた。
招かれざる客として手荒い歓迎を受けながら。


「――7秒後、右32°より高密度のエネルギー波。左65°より同じくエネルギー波飛来!」

目を閉じた愛佳が早口に言う。


「ワタシ右ネ」
「じゃ左は任せテください」

即座にジュンジュンとリンリンが愛佳の指す方向に向かって立ち、手をかざす。
予知どおり飛来したエネルギー波は、2人がそれぞれ発した力によって簡単に相殺された。


「――!5秒後、現地点にて大規模な爆発!」

「集まって!」

自分の周りに皆が集まったことを確認し、愛は能力を発動した。

次の瞬間、8人は離れた場所に立っていた。
直後に爆風がやってくる。


「――っ!!ジュンリン防御!!」

愛佳が叫んだその瞬間、強烈な真空波が8人を襲った。
瞬時に反応したジュンジュンとリンリンの防御壁によりダメージは軽減されたが、全員の全身から鮮血が吹き出る。

345 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:35:14.34 0

「さゆ!」
「了解!」

絵里の下にさゆみが駆け寄るのと同時に、絵里は能力を放ち全員の傷を全て自分に集める。
その傷が痛みを脳に伝えるよりも短いまさに刹那の瞬間に、さゆみの治癒の力はそれをすべてきれいに治していた。
第三者から見れば瞬時に全員の傷が消えたようにしか見えなかっただろう。


「約30m先に1人、その少し先に1人、反対側に2人・・・ともう1人」

そう言いながら、小春は自らの脳内のスクリーンに映るビジョンを現実の風景にそのまま貼り付けた。
幻覚の霧で覆われていた視界が嘘のようにクリアになる。


「行くよれいな」
「おうよ!」

愛とれいなの姿が消える。
視界に映った全ての敵が昏倒するのに要した時間は数秒だった。


「ぐ・・・バカな・・・こんな・・・」

れいなに胸ぐらをつかまれながら驚愕の表情を浮かべる“指揮官”に対し、愛は静かに言った。


「仲間を返してもらいにきたわ。私たちの大切な仲間―ガキさんを」

346 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:36:35.54 0
以上です
ガキさんに帰ってきてほしくてついやりました

347 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:38:36.87 0
ガキさん奪還作戦いいよー
つうかこう見ると強いなリゾナンター

348 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 18:42:31.53 0
そうか何かをきっかけに思い出したのか
…よかった

349 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:46:09.95 O
乙!なんか知らんがハァーンってなったw

350 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:47:59.19 0
次回予告の方のひょっこりひょうたん島を舞台にお借りしました
彼女らがどうやってガキさんのことを思い出したのか
何故ガキさんが「海上の監獄」にいるのか・・・
それは誰かが書いてくれるの待ちですw

351 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 18:52:35.17 0
リゾナンダーのピンチをガキさんが裏で助けたことが切欠に…
って感じで誰か書いてw

352 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:59:02.01 O
次回予告
リゾナンターから消えた里沙に関する記憶。
一つ余った朝食を片付けながら言いようのない喪失感に襲われていた愛は、店の入り口にあるものが落ちていることに気づく。
拾い上げた瞬間、愛の心に流れ込んでくるたくさんの声

―愛ちゃん、ごめんね―
―愛ちゃん、ありがとう―
―さよなら愛ちゃん、大好きだよ―
―いつか、またどこかでめぐり逢うことが出来たら…その時は…お友達になって下さい。愛ちゃん―

愛が拾ったもの―それは里沙が愛からこっそり奪っていったはずのお守りだった。
止めどなく流れ込んでくる優しい声。しかし愛にはそれが誰の声なのかわからない。けれども心はなぜか震え、愛の瞳からは次から次へと涙があふれ出ていた。
気づくとお守りを握り締め外へと飛び出していた愛は精神を研ぎ澄まし、沢山の人々の心の声の中で自分を呼ぶあの温かい声を探す。

―愛ちゃん―
ようやく探していた声を見つけ、走り出す愛。暗い路地で見つめ合う二人。

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17101.jpg
「愛ちゃん…」
驚きと戸惑いの表情でつぶやく里沙のその一言に、愛の中のかけがえのない記憶たちが次々とよみがえっていく。

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17097.jpg
「里沙ちゃん!」
全てを思い出し、駆け寄って里沙をぎゅっと抱きしめる愛。
もう離さないとばかりに力強く抱きしめる愛に戸惑いながらも、その温かさに涙がこみ上げてくる里沙。迷いがちに愛の背中へと伸びた里沙の手には、いつしか愛に負けないほどの力が入り、二人は強く抱きしめあった。

353 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 18:59:49.48 O
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17097.jpg
「帰ろう里沙ちゃん、みんなのとこに」

その選択はいつかみんなを傷つけることになる。そして自分も苦しみ続けることになる。そう思うと頷けない里沙。
そんな里沙に愛は優しく微笑みながら語りかけるのだった。

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17097.jpg
「またお泊まり会するで、今度は9人で一緒に飲もう」
「あっしが淹れたモーニングコーヒーを」

果たして里沙が下した決断は?

次回かなしみ戦隊リゾナンター「モーニングコーヒー」

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17101.jpg
(頷いても…いいのかな)
ついに里沙は決心した。
愛についていこうと―

354 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 19:02:00.53 0
…泣いた
お守りを生かしたのか
お見事

355 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:02:31.48 O
どうしても収まりきらなくて2レスになってしまった
>>302に続き的な感じにしたかったんだけど
申し訳ない

356 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:06:00.49 O
>>302じゃなくて>>299だった
失礼しました

357 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:10:38.69 0
次回予告のレベル毎回上がっていきますねえ
すごいなあ
もうすぐで全曲網羅してしまうのが惜しい
あ そうかアルバム曲もあったw

358 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:11:23.23 0
そうやってハードルを増やすんだからぁ(^ー^;)

359 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:14:40.73 0
ソフト使って遊んでみた
喫茶リゾナント間取り図
http://hello.uh-oh.jp/cgi-bin/aaa/img/hell54377.gif

360 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:16:42.06 0
趣味の部屋広すぎw

361 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:21:06.68 0
このスレの最初の方の話にもあった休憩室も入れてくれw
あれにはベッドもあったはずだけど

それにしても今回の次回予告は泣けた
何となく思い描いていたハッピーな展開のさらに上を行ってくれた

362 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:24:23.10 0
ここか妄想おもしろスレは

363 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:26:01.07 0
>>361
ごめん忘れてたw
水さんルームが休憩室ってことにしてくれw
川*´ー`)<あっしの唯一のリラックススペース…

364 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:43:33.78 O
あー やっと追い付いたw
凄いですねこのスレ

365 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:47:01.38 0
>>359
二階に住んでるんだね
高橋と田中が

366 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:50:16.99 0
一階の店舗と同じ坪数ある部屋なら
そうとう広いな
リビング30畳くらいありそう

367 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 19:52:15.67 0
下北沢とかそこら辺か


368 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 20:26:49.62 0
板橋とかどうでしょう

369 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:30:36.82 0
葛飾とかw

370 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:36:37.69 0
そのうち不動産関係者が物件見つけてきそうな勢いw

371 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:41:56.39 O
今夜中にアップするから
地下室キープしといてくれ(`ロ´;)

372 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:49:34.81 0
地下室使った話書くって事?
まってるね

373 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:57:32.16 0
毎回次回かなしみ戦隊リゾナンター書いている者ですが
>>352 >>353さんがモーニングコーヒーを使われましたが
自分のストーリー上最後に使いたいのでかぶってもいいですか?

374 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:57:51.15 0
地下室使った話とかなんかエロいな
・・・って思ったの俺だけ?

375 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 20:58:31.66 0
違う人だったのか!

376 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:06:08.47 0
>>375かなしみ戦隊と入れるのは自分だけだと思ってました・・サーセン
とりあえず もう最後まで予告は考えてあります


377 :353:2008/04/30(水) 21:12:49.36 O
>>376
そうだったんですか
勝手に書いてしまい申し訳ないです
こっちのことは気にせず書いて下さい
本当に失礼しました

378 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:12:51.13 O
アナザーバージョンの写真ってハロショから発売しないのかな?

379 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:32:42.50 0
ガキさんの記憶がどうたらって話俺も書いてみたんだけど既に上がってたってゆうw
しかも長いしorz

380 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:35:26.75 0
>>377いえ こちらこそ本当に申し訳ないです
できれば次は○○戦隊と変えてもらえると助かります すみません
里沙の話すごくいいですね 伝わってきます

381 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:39:43.44 0
>>379
大丈夫だよそういうスレだから
でもかぶってしまう切なさは分かるw
俺もそれがいやでついいつも自分の書いてるやつ予告してしまう

382 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:40:28.81 0
>>379
思い出せ
このスレのスタンスは何でも来いだ

383 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 21:42:11.20 0
>>379
いいからうpしちゃえよ

384 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:42:19.58 0
気にせず書いたものどんどん出そうぜ
俺は書いた事無いけどw

385 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:44:38.37 0
俺もガキさんの話かいてるってゆう
でもガキさんの話多いから頃合いを見計らってるってゆう

386 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:48:59.89 0
その気遣い痺れるぜw

387 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 21:53:06.79 0
早く読みたい!
待ってるよ!

388 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 21:56:49.49 0
君の書いたガキさん話に刺激され他メンの出てくる
上げちゃおうよ

389 :まとめの人:2008/04/30(水) 22:02:15.67 0
まとめ人です
風邪引いて会社早退したんですが寝過ぎて眠れずいろいろうpしました
で、お恥ずかしながら自サイト内にまとめサイトを置き換えました
かなりサックサクになってると思います

ttp://resonant.pockydiary.net/index.cgi

あと[MM。](モーニング娘。)分類を追加。いくつかはここに入るかなー
今までにあった作品でもここに入れるべきなものはあったはずですがちょっとそこまで追い切れませんでした
datも上げましたので簡易倉庫みたいな感じに出来ればと思います

390 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:06:21.41 0
乙です

391 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:07:00.88 0
>>389
乙です!!
…ていうかあなたがまとめの人だったんですかw

392 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:08:04.01 0
次回予告
かつて自分は重い心臓病を患っていた まだ完全には完治していないのだけど
実は メンバーのチカラによって良くなってきているのではないんだ
絵里・・断ったんだ どうしても自分の生きる力を信じたかったからね
        この病気と闘いたかったから!

努力・未来・前進・平和 病室でいつも一人だった前の私には
        全部無理だと思っていた言葉

お医者様はなぜ病気が良くなってきているのか分からず 頭を傾げている・・でもね
うまく言えないけど今の私には分かるんだ なぜこの病気が良くなってきてるかって
   私の答えを聞いたらお医者様はきっと笑うんだろうなぁ・・

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/18/toro18252.jpg
          「でも 言うね!」


次回かなしみ戦隊リゾナンター「そうだ!We're ALIVE」

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/18/toro18253.jpg
  「『そうだ! 私たちは いっしょに 生きている』だよ!!」

393 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:14:46.81 0
>>389
乙です
って言うか、お大事に

394 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:19:30.16 0
>>389
お。軽くなってるね
GJ!

395 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:29:48.77 0
>>379だけどうpするよ!!

396 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:30:21.20 0
 
「なんやの、スッキリせんなぁ…」


愛は喫茶店で一人呟いた。
最近、何かがおかしいのだ。何がおかしいのか分からないが、気持ちがスッキリしない。
何も変わっていないはずなのに、ポッカリと穴が開いている気分だ。


「んー。あかん、全然分からん」


あの日から自分に対して違和感を感じ、その理由をずっと考えているが、分からない。
いつもの自分ならこういう時どうしていただろうか。


「あ。相談すればいいんや。…え、でも誰に…?」


記憶上、田中や道重あたりに相談した事はない。
亀井や下の子達にも、勿論悩み等を打ち明けた事はないはずだ。
じゃ自分は今まで誰に相談事をしていたのだろうか。


397 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:30:52.39 0
 
自分は誰にも相談をした事が無い。否、それは違う。
間違いなく自分は過去に何度も「誰か」に相談をしている。
そしてその「誰か」に何度も助けられているはずだ。
それは一体誰なのか…


「なんで思い出せんのや。なんで…」


どうしても思い出せない。なぜここまで考えても分からないのか。
その程度の付き合いの人間だったのだろうか。
いや違う、それは絶対に違う。根拠はないが、それは違うと言い切れる。
なぜならそれは絶対に忘れちゃいけない人なんだと、本能が叫んでいる気がするから。


「あの夢を見てからやな…なんであんなに泣いてたんやろ」


あの日、目が覚めたら泣いていた。
夢の内容は覚えてないが、とても悲しい夢だった気がする。
そう言えば自分は、あの日から少し口数が減ったかもしれない。
小春も前よりイタズラをしなくなった。
前なら、怒られるためにわざとイタズラをしていたような子だったのに。
じゃあ、その小春を叱っていたのは誰だったんだろうか。
自分…ではない。道重か田中あたりだったろうか。



「…違う。…他にもう一人いるはずや…」



398 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:31:18.29 0
 
眉間に皺を寄せ、一人で考え込んでいると、光井が来た。
光井も何か考え事をしているのか、いつもの笑顔ではない。


「どうしたの光井、そんな顔して」


愛が聞くと、光井は愛の顔を見て少し考える素振りをしてから口を開いた。


「あの…愛佳の能力って、最初全然上手に使えなかったじゃないですか」
「あー、そうだったね。でも今は違うじゃん?」
「今みたいに使えるようになったのって……あぁ、あかん、分からへん」
「練習したんやなくて?」
「違うんです!練習はしたんですけど…なんか「誰か」にずっと教えて貰ってたような…」
「…もしかして、その「誰か」が思い出せんてこと?」
「そう、なんです…なんで忘れてしまったんやろ…」


光井の話を聞いた愛は、自分と光井が忘れている人は同一人物ではないかと思った。
はっきり言って、リゾナンター達の交流関係はさほど広くない。
みんな元々、孤独に苦しんでいた人達ばかりなのだから。


399 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:31:49.56 0
  
「あれ?高橋さん、お守りどうしたんですか?」
「お守り?」


光井がカウンターの端に置いてある愛の携帯を見て言った。


「お守りですよお守り。嬉しそうに付けてたじゃないですか」
「付けてた…?」
「付けてましたよ。…あれ、でも誰に貰ったんやったかな」
「ちょ、ちょっと待って!それ…それって…」


確かに自分はお守りを貰って、それをずっと携帯に付けてた。
その時とても嬉しかったのを覚えている。
確かそれは「誰か」も持っていて、お互いを守ると約束までしたはずだ。
そこまで覚えていてどうしてその「誰か」が思い出せないのか。
おかしい、おかしすぎる。
そこまで考えて愛はハッと気がついた。



―忘れているんじゃない、忘れさせられたんだ―



…でも一体誰が。何のために。



400 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:32:24.26 0
 
「うー…」
「ど、どうしたんですか高橋さん」


愛は思い出せないまま頭を抱えて唸りだした。
「誰か」の名前を言いたくてしょうがない。
いつも呼んでいたはずだし、自分も呼ばれていたはずだ。



――『はい。愛ちゃんにこれあげる』――
――『お守り。いつも愛ちゃんに守られてばっかりだったしね』――
――『愛ちゃんが、あたしを守ってくれる分、あたしも愛ちゃんの事守りたいから』――



「愛ちゃん!!」
「うわ!いきなり叫ばんといてくださいよ、びっくりしたー」
「ほや、いつも名前で呼ばれてたやんか…」


どんな辛い事があっても、その声を聞くだけで癒されてた。
自分には真似出来ない、とても優しい声。
2人きりの時には、自分も「誰か」の名前を呼んでいた気がする。
その名前は確か…



401 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:32:54.08 0
  
「お守りには「R」って書いてましたよね?」
「R…?」
「愛佳の予知では「A」やったんですけど…交換でもしたんですか?」
「交換…お守りを交換…」


そうだ、自分は確かに「誰か」とお守りを交換した。
イニシャルだから、お互いのを持とうと。お互いを守るために。
自分はあの時、一生を賭けて守ると心に決めたのだ。
何を犠牲にしても、絶対に守りぬくと。



――『あたしは、愛ちゃんを守るから、絶対に』――
――『そんなんあたしかって…ちゃんを守る』――
――『ほんとにぃ?それ、信じちゃうからね?』――
――『信じてええよ。あたしは…ちゃん信じてるから』――



「里沙ちゃん!里沙ちゃんや!!」
「へ?…あぁ!!そうや、それや!新垣さん!!」
「光井!急いで全員に集合かけて!里沙ちゃんが危ない!!」
「はいっ」



402 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:33:38.72 0
 
 
 
ごめんね里沙ちゃん。今助けに行くから。
何があっても守るって約束したのに…頼りないなぁ自分。
こんなんでほんとに里沙ちゃん守れるんやろうか。


いや、守る。絶対に守るんだ。
約束したし、里沙ちゃんと。





あぁ、そうか。記憶無くしてからの自分は、寂しかったんだな。
いくら記憶が無くなっても、その時の感情までは消せない。
忘れられる訳がないんだ、自分より大事なあの人を。
忘れるなんて、辛すぎる。




だからお願い、無事でいて。
もう一度あの場所でみんなと一緒に笑って過ごそう。




403 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:35:36.70 0
以上でした
>>352-353があまりにも素晴らしかったので乗せるの迷ってた><
ちなみに自分は愛ガキを2つ書いてた者です…
どうぞこの話はスルーの方向でww

お目汚し申し訳ない

404 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:37:51.53 0
>>403
面白い!!
一気に読めちゃった

405 :名無し募集中。。。 :2008/04/30(水) 22:38:39.05 0
>>403
これもまた泣いた
よかった帰宅途中に携帯で読んでなくて

406 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:39:18.83 0
リゾナントしまくりの話じゃないですかGJ

407 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:39:52.64 0
>>403
素晴らしい。・゚・(ノД`)・゚・。

408 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:41:26.10 0
お守りが大きな共鳴を呼んでるな

409 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:45:49.61 0
頑張ったな

410 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:48:41.11 0
いいねぇ
これ>>344に続いても違和感ないよね
間に何か入れられそうだけど

411 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:55:39.87 0
                  , -─-r─-、_, -- 、---、
                _∠   _`__⌒Y ヽ _`ヽ- 、
           / _, -‐   '´  _  、 `Y´ ̄`ヽ⌒  ヽ
          イ , -┴<´ /   /  , ┴-、) _ `Y -、`ー、
        / | |/      /    ヽ     Y´  `ヽ   ヽ ヽ
          / ヽ\, -‐-、l     (  、__    __  ヽ ート、 下、
       /     ヽ\   (   ⌒X^ヽ ´ ̄` Y´  `く ト、  ハ Yハ
      ,′    ヽ i ⌒`ト、_ノ {   (_   {       Y  } // ',
        i        | |   ゝ   ーイ ̄ ̄`ヽ、}ィ´ ̄`ヾ    ノ :| |  l
        |         | |_人    }         }     ┤ ⊥ | | |
        |         | |  `  「 /   ー〈  _人   ノ_  l  ゝ| | |
       / ⌒ヽ     | |  ( ヽ 」     ヽ 、|   厂´ 人__ | |  l
     ′ ⌒ヽヽ   ヽヽ  } 厂`ゝ-      i}  ′ ´  ` // /
      | {  ,ヘL._  | |メ⌒ー〜^ゝ_人 __ノ^ヽ_八--┴< | h
      l ゝヽ不:::::::;下┤::::;ィ ⌒ヽ::ヽ:::::ヾ:::::i}:::/::::::/:;ィ ⌒ヽ:::ノ|| /
       \ 、⊥ト、::゙ヽ:::\{ (●) }:{:::`ヽ::l::;勹{:::::/:::{ (●) }:::://
         `ヽ、フヽ\::::\::ゝ___ノ::_::::::∨二ヽ/ヽ::ゝ___ノノl |
           ヽ   ヽ\:::\::\::::::`ヽY_/し⌒Jレ::/:::/::/,イ!
           ヽ   ヽ\_::::ト、`ー-ミ/( ○,:○)ヾ:::イ:://  /
             \  `ヽ. i:::::}::l>:ト,-'ニニヽ彳::/::l /   /
                  \  | lー≦彡:::>ヾ二ン"ム::メ::::| |i /
                   >上ヒ二:::::ノラ「ミT爪戈>┴'′
              , -イ::::/〈::`卞ー-k┼十ァ个、ヽ
         _/  `ー-、.∧::::ト、:::::/:::|:::':/:::ム,.-'"  \ー-、
       ,.-'"  \:      \::::∨:::::|::/.,.-''"     |
     /.     \        ~>、,.-''"      |
,,..-‐'''""        ヾ    ,.-''"|    /――――、/

早く殺すのだ新垣よ
ためらうでない

412 :s109.GtokyoFL6.vectant.ne.jp:2008/04/30(水) 22:56:03.14 0
みついにばかって言いたいだけ
http://ng2.or.tp/ReinaT/souce/ReinaT_4497.jpg

413 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 22:59:16.05 0
www

414 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:01:44.03 0
みっついなにしてんのw

415 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:09:32.11 0
相変わらず独特な画風だw

416 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:13:05.86 0
次回予告
リゾナンター出撃!!! ttp://ng2.or.tp/ReinaT/souce/ReinaT_4387.jpg
次々と発進するメンバー達・・・ そして激闘の末 敵に勝利する 
 しかし 増援で対リゾナンター大型兵器出現!

敵大型兵器のアーマーは能力者のチカラを反射してしまう!
唯一の弱点は 攻撃時に開閉する真上のコアのみであった!

あまりにも狭いゴールネット ピンチに陥るリゾナンター

     窮地を救ったのはリンリンだった!
     リンリンがリーダーに作戦を伝える

@予知能力・念動力をフルに展開 敵の攻撃をできる限りメンバーが相殺
Aリンリンの翼でジュンジュンを連れ 敵のコア真上へ 被弾した翼は回復で対処
B100%獣化したジュンジュンが コアへ渾身の1投を放つ!

    今 リンリンの作戦にメンバーがシンクロする!!


次回かなしみ戦隊リゾナンター「Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜」

ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/18/toro18259.jpg
   「リンリン 私のナイフ・・ ゴール届いたカ?」
ttp://toromoni.mine.nu/up/files/data/18/toro18262.jpg
     「バッチリ! バッチリデーース!!」

417 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:14:15.84 0
>>412
光井の衣装って女に幸あれ?w

418 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:15:37.82 0
>>412
今度ジュンジュンも入れてください〜

419 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:18:20.82 0
>>416
頭の中で予告光景がイメージできるわ

420 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:20:50.46 0
次回予告シリーズは思い切ったパラレルぶりも魅力の一つだなあ

421 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:21:18.42 0
合コン後の居酒屋でベリヲタが狼脳全開で℃・娘批判→土下座→泣きながら退散wwwwwwwwwwwwwwwwwww
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1209561769/

422 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:22:13.43 0
>>416 あっパンダ画像使うの忘れたwww

423 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:42:43.12 0
地下室の話マダー

424 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:44:41.78 0
>>371
ガキコハ編アップします。
時系列的にはちょっと前になります。
土曜日から書いていたら、まさかガキさんがいなくなるとは思わなかったので(^ー^;)

425 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:45:13.24 0
身体的能力の高さには定評のある久住小春だが、もう一つの能力【チャーム】については今ひとつ定かではない。
というわけでわたしは小春を喫茶リゾナントの地下にあるダンススタジオに呼び出した。
このスタジオは愛ちゃんが以前バレエのエクササイズ用に作ったものらしいけど、いまではわたしたちのトレーニングルームになっている。

「なにかご用ですか? 小春忙しいんですけど・・・」

小春は明らかに不機嫌な顔をしながらもわたしの呼び出しには応じてくれたらしい。

「あー、うん、ごめんね。説教とかじゃないんだ。
 小春の能力、何って言ったっけ? えーっと・・・チャーム? うん、それそれ、
 あれでちょっとわたしと・・・対決してもらえないかな?と。
 ほら、どんな技なのか知っておけばいざ戦闘になったとき援護できるんじゃないかなって・・・」

なんか自分で聞いてても苦しい言い訳だ。
わたしこんなんで本当にスパイやっていけるのかなってときどき思う。

「本当にいいんですか?」

わたしの不安をよそに小春はわたしの適当な言い訳をあまり気にしていないようだ。
せっかくやる気になってくれてるのに、ここでまた気が変わっても困る。

「いいよいいよー。本気でやっちゃってね。わたしだって結構強いんですからね」

なんておちゃらけていると、小春がジャケットのポケットから何かを取り出そうとしているので、わたしはとっさに身構えた。
ん、小春の横顔、笑ってる? なんか鼻で笑われた感じがしてヤだな。
すっと伸ばされる右腕。わたしは一歩下がってさらにガードを固める。
だが開いた手の中から落ちてきたのは鈴。
短い紐にぶら下がった鈴が音を立てる。

 り───ん♪

ちょっと視線をずらすと鈴の向こう側にわたしをじっと見つめる小春の顔があった。

426 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:46:07.11 0
>>425
吸い込まれそうなほど大きくて真っ黒な瞳がわたしを射貫く。
このあといったいどんな攻撃が襲ってくるのかドキドキしながら待っていたが一向に動く気配がない。

「はい、おしまいです」

わたしの期待を裏切るような言葉とともに小春は鈴をポケットにしまい帰り支度を始めた。

「ええっ!? ちょっと待ってよ、小春!」

状況が理解できないわたしは肩すかしを食らった憤りを露わにして出口へ向かう小春に詰め寄る。
だがわたしが小春の肩に手を掛けた瞬間、状況が一変した。
突然強風に襲われわたしは顔を伏せる。
地下室に突風? そんなバカな。
わたしが恐る恐る目を開くと信じられない光景がそこにあった。

「崖? そんなはず・・・ない」

荒れ狂う海にせり出した細長い崖。
数十メートルはあろうかと思われる断崖絶壁の先端にわたしと小春が立っていた。

「さようなら」

小春がそうつぶやくとわたしの肩を軽く押し出す。
無意識にバランスを取ろうとしてわたしの足が一歩後ろに下がったけれど、そこに地面は無かった。
残った足もカクンと膝が折れ、そのまま背中から海に放り出される
宙に浮く感覚に、全身に鳥肌が立つ

─ 違う! これは幻覚だ! ─

わたしは必死に幻覚を振り払おうとした。

427 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:48:17.59 0
>>426

ズボッ!

わたしが落ちたところは数十メートル下にある荒れ狂った海の中ではなかった。
感覚では数メートルも落ちていない。
しかも衝撃を吸収するかのように柔らかく何かに包み込まれる。
わたしはゆっくり立ち上がって周りを見渡した。
少なくとも溺れる心配はない。
だってここは見渡す限りの大雪原だったから。

─ これが幻覚? ─

わたしは自分が見ている世界が信じられなかった。
いやこれは幻覚のはずなんだから信じてはいけないのだけど、どう見ても本物にしか見えない。
果てしなく続く雪景色、そしてこの冷たい雪。
寒い。吹雪が全身を打ち付ける。
わたしは両腕で自分の身体を抱きしめた。

─ どうしたらここから抜け出せる? ─

サクッ

背後から聞こえる足音にわたしは振り向く。
そこには寒さなど全く感じていない小春が立っていた。
わたしは迷う前に能力を解放する。
小春の精神を乗っ取り術を解除しなければ凍死してしまいそうだ。
だがわたしの能力は小春の心を捕らえることは出来なかった。
しかも小春の背後、さっきまでなにもなかった場所に巨大な山がそびえ立っている。
そこから地響きが聞こえ雪煙が猛スピードで迫ってきた。
雪崩だ!
次の瞬間、わたしは雪の波に飲み込まれた。

428 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:51:17.45 0
>>427

目を覚ますと闇に包まれていた。
身体に痛みは感じないものの手足がやけに重い。
自分の身体が埋まっていることに気付いた。
力を込めてもがくと少しずつ手足が自由になっていくのがわかる。
そんなに深くはなかったらしい。
最後の力を振り絞って身体を起こすとわたしは呆れ果ててしまった。

─ 砂 ─

先ほどから感じていた違和感。
わたしは雪に埋まってたわけではない。
その証拠に今は全然寒くない。むしろ暑い、いや熱い。
今度は砂漠の真っ只中だった。

「はぁ? もうどうにでもしてよ」

半ば負けを認めるような独り言を吐いてみたものの、状況は全く変わらなかった。
焼け付くような日射しと、まるで鉄板焼きの上にいるかのように熱い砂。
わたしはせめて日陰を求めて歩くことにした。

何時間歩いただろうか?
景色は全く変わらず草の一本も見あたらず、太陽がジリジリと肌を焼く。
のどは渇き意識が朦朧としてきた。
そして小さな砂の丘を越えた先にそれはあった。

青々と茂った木々と豊かな水を蓄えたオアシス。
わたしが走り出そうと地面を蹴った瞬間、足下を砂にすくわれ激しく転倒する。
柔らかい砂地はわたしの手足を飲み込み再び立ち上がることが出来ない。
身体はどんどん飲み込まれ、最後は全身が砂に埋まってしまった。

429 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:53:06.75 0
今更ながら初めてみかんのClose Up Ver.を見たが小春の上唇のヘルペスが気になってしょうがない

430 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:53:49.73 0
>>428

落ちる。
真っ暗な闇の中を果てしなく落ちていく。
いや、もしかしたら昇っているのかもしれない。
既に上下感覚がなくなっていた。
しかも全身の激痛と疲労で動くこともままならない。

─ わたしこのまま死んじゃうのかな? ─

薄れゆく意識の中に過去の思い出が走馬燈のように蘇る。
生まれた家、優しくしてくれたばばちゃん、パパ、ママ、生意気な妹
憧れていた安倍さん、組織、リゾナンター
そして親友の愛ちゃん
そのとき愛ちゃんの声が頭の中に共鳴した。

『なんや、こんなことで挫けるなんてガキさんらしくないやよー』

─ そうだ、こんなところで死んでたまるか! ─

わたしは意識を取り戻すと、ここから出る方法を考えてみた。
やっぱり目を覚ますには痛い思いをさせるのがベストよね。
すでに身体中が痛いけどそれを超える痛みを与えてやればもしかして・・・
なにか道具は?
髪をまとめているヘアピンを外すと、お団子だった髪が解けて風になびく。
わたしはピンを握りしめ太ももに力一杯刺した。

痛 ── っ!

全身に更なる激痛が走った!
それと同時にわたしの意識が外に吸い出される感覚を感じた。

431 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:00:10.47 0
>>430

光が戻り全身に重力がのし掛かる。
太ももの痛みに耐えきれずわたしは床に手をついた。
床? これはスタジオの床、わたしは顔を上げスタジオに戻ってきたことを確認する。

─ 帰ってきた! ─

傷は太ももの1カ所だけ。
髪は解けているけど他に傷も汚れも無い。
わたしは小春の幻術を破ることができた。ここからはわたしの攻撃の時間。
今度はわたしの洗脳の能力で小春をこてんぱんにしてやるんだから!
小春を見つけるとすぐさま精神を乗っ取った。
つもりだった。
しかしまるで雲を掴もうとしているかのように、わたしの能力は小春の心を空振りする。

─ なんで? ─

何度も試みるがまったく成功しなかった。
能力が使えない状況がわたしを不安にさせる。
二人が睨み合う形となった。
今度はあの鈴に注意しなければいけない。
だが緊張する二人の間に割ってはいるようにリゾナンターの仲間たちが現れた。

「あ、みんな」

応援に来てくれたものだと思ったが、そんなはずはない。
そもそもここに小春と二人でいることすら誰にも話していないのだ。
だがみんなの反応はわたしの想像をはるかに超えるものとなる。

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