5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第3話

1 :名無し募集中。。。:2008/04/27(日) 22:29:06.99 0
前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第2話
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1208587442/

まとめサイト
http://resonant.s336.xrea.com/cgi-bin/up/index.cgi

テンプレ>>2-11ぐらいまで

426 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:46:07.11 0
>>425
吸い込まれそうなほど大きくて真っ黒な瞳がわたしを射貫く。
このあといったいどんな攻撃が襲ってくるのかドキドキしながら待っていたが一向に動く気配がない。

「はい、おしまいです」

わたしの期待を裏切るような言葉とともに小春は鈴をポケットにしまい帰り支度を始めた。

「ええっ!? ちょっと待ってよ、小春!」

状況が理解できないわたしは肩すかしを食らった憤りを露わにして出口へ向かう小春に詰め寄る。
だがわたしが小春の肩に手を掛けた瞬間、状況が一変した。
突然強風に襲われわたしは顔を伏せる。
地下室に突風? そんなバカな。
わたしが恐る恐る目を開くと信じられない光景がそこにあった。

「崖? そんなはず・・・ない」

荒れ狂う海にせり出した細長い崖。
数十メートルはあろうかと思われる断崖絶壁の先端にわたしと小春が立っていた。

「さようなら」

小春がそうつぶやくとわたしの肩を軽く押し出す。
無意識にバランスを取ろうとしてわたしの足が一歩後ろに下がったけれど、そこに地面は無かった。
残った足もカクンと膝が折れ、そのまま背中から海に放り出される
宙に浮く感覚に、全身に鳥肌が立つ

─ 違う! これは幻覚だ! ─

わたしは必死に幻覚を振り払おうとした。

427 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:48:17.59 0
>>426

ズボッ!

わたしが落ちたところは数十メートル下にある荒れ狂った海の中ではなかった。
感覚では数メートルも落ちていない。
しかも衝撃を吸収するかのように柔らかく何かに包み込まれる。
わたしはゆっくり立ち上がって周りを見渡した。
少なくとも溺れる心配はない。
だってここは見渡す限りの大雪原だったから。

─ これが幻覚? ─

わたしは自分が見ている世界が信じられなかった。
いやこれは幻覚のはずなんだから信じてはいけないのだけど、どう見ても本物にしか見えない。
果てしなく続く雪景色、そしてこの冷たい雪。
寒い。吹雪が全身を打ち付ける。
わたしは両腕で自分の身体を抱きしめた。

─ どうしたらここから抜け出せる? ─

サクッ

背後から聞こえる足音にわたしは振り向く。
そこには寒さなど全く感じていない小春が立っていた。
わたしは迷う前に能力を解放する。
小春の精神を乗っ取り術を解除しなければ凍死してしまいそうだ。
だがわたしの能力は小春の心を捕らえることは出来なかった。
しかも小春の背後、さっきまでなにもなかった場所に巨大な山がそびえ立っている。
そこから地響きが聞こえ雪煙が猛スピードで迫ってきた。
雪崩だ!
次の瞬間、わたしは雪の波に飲み込まれた。

428 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:51:17.45 0
>>427

目を覚ますと闇に包まれていた。
身体に痛みは感じないものの手足がやけに重い。
自分の身体が埋まっていることに気付いた。
力を込めてもがくと少しずつ手足が自由になっていくのがわかる。
そんなに深くはなかったらしい。
最後の力を振り絞って身体を起こすとわたしは呆れ果ててしまった。

─ 砂 ─

先ほどから感じていた違和感。
わたしは雪に埋まってたわけではない。
その証拠に今は全然寒くない。むしろ暑い、いや熱い。
今度は砂漠の真っ只中だった。

「はぁ? もうどうにでもしてよ」

半ば負けを認めるような独り言を吐いてみたものの、状況は全く変わらなかった。
焼け付くような日射しと、まるで鉄板焼きの上にいるかのように熱い砂。
わたしはせめて日陰を求めて歩くことにした。

何時間歩いただろうか?
景色は全く変わらず草の一本も見あたらず、太陽がジリジリと肌を焼く。
のどは渇き意識が朦朧としてきた。
そして小さな砂の丘を越えた先にそれはあった。

青々と茂った木々と豊かな水を蓄えたオアシス。
わたしが走り出そうと地面を蹴った瞬間、足下を砂にすくわれ激しく転倒する。
柔らかい砂地はわたしの手足を飲み込み再び立ち上がることが出来ない。
身体はどんどん飲み込まれ、最後は全身が砂に埋まってしまった。

429 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:53:06.75 0
今更ながら初めてみかんのClose Up Ver.を見たが小春の上唇のヘルペスが気になってしょうがない

430 :名無し募集中。。。:2008/04/30(水) 23:53:49.73 0
>>428

落ちる。
真っ暗な闇の中を果てしなく落ちていく。
いや、もしかしたら昇っているのかもしれない。
既に上下感覚がなくなっていた。
しかも全身の激痛と疲労で動くこともままならない。

─ わたしこのまま死んじゃうのかな? ─

薄れゆく意識の中に過去の思い出が走馬燈のように蘇る。
生まれた家、優しくしてくれたばばちゃん、パパ、ママ、生意気な妹
憧れていた安倍さん、組織、リゾナンター
そして親友の愛ちゃん
そのとき愛ちゃんの声が頭の中に共鳴した。

『なんや、こんなことで挫けるなんてガキさんらしくないやよー』

─ そうだ、こんなところで死んでたまるか! ─

わたしは意識を取り戻すと、ここから出る方法を考えてみた。
やっぱり目を覚ますには痛い思いをさせるのがベストよね。
すでに身体中が痛いけどそれを超える痛みを与えてやればもしかして・・・
なにか道具は?
髪をまとめているヘアピンを外すと、お団子だった髪が解けて風になびく。
わたしはピンを握りしめ太ももに力一杯刺した。

痛 ── っ!

全身に更なる激痛が走った!
それと同時にわたしの意識が外に吸い出される感覚を感じた。

431 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:00:10.47 0
>>430

光が戻り全身に重力がのし掛かる。
太ももの痛みに耐えきれずわたしは床に手をついた。
床? これはスタジオの床、わたしは顔を上げスタジオに戻ってきたことを確認する。

─ 帰ってきた! ─

傷は太ももの1カ所だけ。
髪は解けているけど他に傷も汚れも無い。
わたしは小春の幻術を破ることができた。ここからはわたしの攻撃の時間。
今度はわたしの洗脳の能力で小春をこてんぱんにしてやるんだから!
小春を見つけるとすぐさま精神を乗っ取った。
つもりだった。
しかしまるで雲を掴もうとしているかのように、わたしの能力は小春の心を空振りする。

─ なんで? ─

何度も試みるがまったく成功しなかった。
能力が使えない状況がわたしを不安にさせる。
二人が睨み合う形となった。
今度はあの鈴に注意しなければいけない。
だが緊張する二人の間に割ってはいるようにリゾナンターの仲間たちが現れた。

「あ、みんな」

応援に来てくれたものだと思ったが、そんなはずはない。
そもそもここに小春と二人でいることすら誰にも話していないのだ。
だがみんなの反応はわたしの想像をはるかに超えるものとなる。

432 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:01:14.52 0
>>431

「ガキさんがスパイやったとはね」
「絵里ガキさんのこと見損ないました」
「さゆみの方がカワイイって報告してください」
「新垣さんがそんなことしてたなんて・・・」
「ソッカー」
「ザンネンデース」

みんながわたしのことを罵り続ける。

─ 嘘っ! わたしの正体がバレてる! なんで!? ─

スタジオの端っこにいる小春を見ると不敵な笑みを浮かべて立っていた。
状況が把握できない。
術にかかってる間に心を読まれたのだろうか?
それとも無意識に自白させられてしまったのか・・・
なんとか取り繕わなければいけないと思いつつも頭がグルグル回って考えがまとまらない。
とりあえず立ち上がると愛ちゃんがわたしの前に立ちはだかった。

「愛ちゃ・・・」

愛ちゃんの顔は涙でくしゃくしゃになっている。
わたしは次に発する言葉が見つからない。

「ガキさんが裏切り者だったなんて。ずっと信じてたあたしがバカだったわ。
 本当ならここで始末しなければいけないところだけど、元親友のよしみってやつ?
 今日のところは見逃してあげるからさっさと組織のところに帰って!
 もう、ガキさんとは絶交やよ!!」

言葉の刃がわたしの心に突き刺さった。

433 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:03:18.58 0
>>432

決して起こってはいけないことが起きてしまった。
絶対に聞きたくない言葉を耳にしてしまった。

心は砕け、わたしはふたたび床にぺたんとしゃがみ込んでしまう。
身体にぽっかり穴が空いて虚しさだけが広がっていく。
頭の上でみんなが汚い言葉を使って罵ってるみたいだけど、
耳鳴りが激しくてなにを言ってるのかさっぱりわからない。

「止めて、もう聞きたくない!」

わたしは頭を抱えてうずくまる。
もうこのまま消えてなくなりたい。




そのとき耳元で、ぱん! と手を叩く音が聞こえた。

434 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:05:04.82 0
>>433

・・・
・・・・・・
長い夢から醒めたように目が開く。
そこには愛ちゃんも他のメンバーの姿は見あたらなかった。
太ももの傷もなく、頭のお団子もそのままだ。

「・・・え?」

次の瞬間、全身から汗が噴き出し、膝が震え、床に崩れ落ちる。
そう、わたしはうずくまっていたはずなのに、いつの間にかまた立っていたことになる。

「さすが新垣さんですね。あそこまで抵抗できた人はいませんよ。
 だいたいその前に発狂するか、ショック死しちゃうんです」

小春の冷たい声がわたしの頭を現実に引き戻す。
解る、ここは紛れもない現実だ。

「あ、あんた、いったい何をしたの?」

わたしは震える声で小春を問い詰めた。

「小春がやったのはちょこっとだけ、最初に恐怖心を植え付けて煽ってあげるんです。
 あとは術をかけられた人が自分の深層意識にある恐怖を勝手に引き出してくれるの。
 抵抗すればするほど深みにはまっちゃうんで、抜けられる人はまずいません。
 もっとも、新垣さんを殺しちゃったら高橋さんに怒られちゃいますからね。
 途中で術を解きましたけど・・・」

一呼吸の間を置いて小春が訊いてきた。

「何が見えたんですか?」

435 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:06:53.26 0
>>434

思い出したくない。
覚えていても言えるわけない、あんなこと。
わたしは何も答えることが出来ず小春から目をそらす。
もっとも小春も答えを期待してた訳ではなさそうだ。

「お先に」

小春はバッグを肩に提げると振り返りもせずスタジオを後にした。
スタジオの扉から顔だけ覗かせると、それだけを言って再びいなくなる。
一人きりのスタジオにわたしは大の字になった。
ものすごい疲労感。
わたしは静かに呼吸を整える。
その静寂を破るような甲高い声がスタジオに響いた。

「あれー? ガキさんけぇ。鍵閉めようと思ったら明かりが漏れてるから誰が使ってるのかなーと思ってぇ。
 そんなに汗びっしょりになるまでトレーニングするなんてさすがやなー」

愛ちゃんの声。
それにつられてわたしの脳裏に先ほどの記憶が鮮明に蘇る。
悲しくなって目から涙が溢れてくる。
それは溢れても溢れても止めどもなく出てきた。

「なにも泣くほど特訓せんかてガキさんは強いってば。ほら上で一緒にお風呂入ろ」

頭の上に立つ愛ちゃんが呆れた顔をしてわたしの腕を引っ張った。
わたしは肯きながら考えた。

いつか本当にあんな日が来るのかも知れない。
そのときわたしはどうしたらいいんだろう、と。

436 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:10:18.01 0
>>425-428,430-435
以上です
あまり救われる話しではありません
ガキさん完敗でした

437 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:11:19.61 0
つうか小春恐過ぎるだろw
この能力は最強レベルだ

438 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:11:30.53 0
おつおつー!いいよいいよ〜
初めてリアルタイムで読んだけどすげーどきどきしちゃった

439 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:11:47.95 0
小春は気づいたのか気になるぅぅううう
上手いね

440 : 【末吉】 :2008/05/01(木) 00:12:08.28 0
むーガキさん完敗か
再戦を希望したいのう

441 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:12:36.05 0
小春が怖すぎる・・・
むしろマインドコントローラーの能力っぽいねこれ

442 :名無し募集中。。。 :2008/05/01(木) 00:12:39.83 0
うわあああ、小春が鬼すぐる・・・
無限地獄ですねー

443 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:13:03.90 0
おっぱい対決ならガキさんの圧勝なのに

444 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:13:12.16 0
最初何が起きてるのか分からなかったけどこの能力は凄いわ
って言うか書き方上手いわ

445 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:13:42.71 0
>>436
乙でした
いやはや…なんか読んでてガキさんに感情移入してしまった
小春怖いな もしかしてガキさんに何らかの疑いを持ってたりするのかな?

446 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:14:31.88 0
以前魅了(チャーム)の能力で書いてみた者ですが・・・(レズキュン話)
あれってこんな怖い能力だったの?w

447 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:15:10.52 0
>>443
 
   ノノハヽo∈
   从*` ロ´)<ないない
  ヾ=シ   )
    し--J

448 : 【豚】 :2008/05/01(木) 00:15:34.03 0
いや支配する能力ではないでしょ
なんだろう感情の増幅なのかな

449 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:15:54.63 0
>>443
それ口にしたら多分殺されてたなw

450 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:16:40.19 0
俺普段から小説とか読み慣れてないから読むのにすっごい時間かかるんだよねー
読みながら理解するってことに慣れてないから大変

451 : 【だん吉】 :2008/05/01(木) 00:16:55.86 0
>>446
チャームというのとは違うかもね

452 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:17:30.32 0
>>450
このスレにいれば「3行にまとめろ」とか言わなくて済むようになるよきっと
よかったね

453 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:23:21.04 0
>>335
というわけで地下室にダンススタジオを追加してください

みなさま、感想ありがとうございます。
次回作への励みとなります(≧▽≦)

>>448
一番近いのは催眠術ですかね。

454 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:24:47.03 0
ヒュプノシスってやつか

455 :名無し募集中。。。 :2008/05/01(木) 00:27:54.06 0
>>453
催眠だと違和感があるんだよねえ
これは催眠シリーズとか千里眼シリーズ読んでる身としては何だけどね

456 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:29:07.28 0
自分の中での魅了能力は視覚系能力と具現系能力があわさったような物だったから
作者さんには激しくGJと言いたい

457 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:36:59.75 0
はじめて書いてみたよ
作者さん達みんなにリゾナントしてしまった
愛ガキ編なんで読み飽きたかも知れないけど
懐の深い読者さんが多そうだから気にせずうpしてみるわ

458 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:37:30.03 0
小春はオツム弱いキャラ&能力でいってほしかったけど、
でもこれはこれですげー面白いからGJ

てか、娘。はみんなオツム弱いかw

459 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:38:34.59 0
「よし これで報告完了」

愛が経営している喫茶店「リゾナント」から自宅マンションへの電車内
ケータイメールの宛て先は組織
自宅マンションに帰ってからパソコンで打った方がいいのかも知れない
しかし組織のスパイである里沙にとってはリゾナンターの情報を
より早く正確に報告するにはケータイメールが手っ取り早かった

報告書は毎日書いている
彼女たちの日常から能力者としての成長をウォッチすることが任務だからだ
おかげで里沙はケータイメールの早打ちが特技となっていた

「これも能力のうちに入るのかもね」
流れていく景色を眺めながら里沙は自嘲気味に笑った

もちろん報告にはすべて隠語が用いられている
書きかけの文章を偶然メンバーに読まれても
実家の家族へのメールにしか読めないようにできている
それでも安全のために送信した報告メールは即刻メモリから削除する
いつもこのタイミングで組織からの返事が返ってくる
本文は毎日同じ3文字だ

「ご苦労」

最近は開封すらせずに受信メールを削除する
里沙はフッと短いため息を吐いた
もっとも他の乗客がため息に気付いたわけではない
そして里沙自身も自分がため息を吐いたとは気付いていない
酔い客も多い深夜に差し掛かったこの時間の車内には
そんなため息は珍しくもなかった
里沙はこの疲れた車内に完全に同化していた

460 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:41:24.37 0
最寄り駅からいつものようにタクシーに乗り込む
運転手にマンションまでの道を教えるともう一通のメールの返事を待った

里沙は電車内で組織への報告書の他に
「リゾナント」店長で彼女たちのリーダーでもある愛にメールを送っていた
里沙のもう一つの顔であるリゾナンターのサブリーダーとして
愛佳とジュンジュン・リンリンの指導方針について愛に相談した内容だ

この愛へのメールも日課と化していた
リゾナンターを信用させるためのいわば「演技」だったのだが
いつの間にか愛が想像以上に信頼していた


「私は毎日来ているんだからそのとき聞けばいいでしょうがぁ?」
いつだったか里沙が冗談交じりに愛に尋ねたこともあった
その時の愛の反応が彼女の個性を如実に表していた

「ガキさんは優しいからみんながいる前ではあっしに注意できないでしょ?
 だからメールでいいから注意して!
 あっしはアットホームなグループを目指しているけど
 ガキさんにはガキさんなりのグループ像があるわけだし
 だからちゃんと注意すべきところは指摘してよ
 頼りにしているんだからねサブリーダー!」

その後に
「でもあっしにも譲れないところはあるからね!」
と言って屈託なく笑った愛の顔は今でも目に焼きついていた

『頼りにしている』

愛はテレパス能力を持っている割りに無神経な言動が目立つと里沙は思っていた
だが不意にみんなの心に響く言葉を放つことが多いことも事実だった

461 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:42:35.68 0
>>435

数日後

「あれえ、ガキさん凄く眠そうですよぉ。やっぱり春ですもんねえ」

亀が嬉しそうに近づいてくる。
わたしが欠伸してるところを最悪なやつに見られてしまった。

「うるさい、わたしは亀みたいにポケポケして眠い訳じゃないの! ちょっと眠れないだけよ」

わたしはシッシッと手で亀を追っ払っているのに、亀は構わずわたしの横に座った。

「眠れないんですかぁ? ちゃんと眠らないとダメですよぉ。
 絵里なんか病院のベッドで一日中寝てても寝足りないんですからぁ。
 そうだ、ちゃんと眠れるように絵里が・・・」

亀の言葉が子守歌のように聞こえてくる。
決して眠れないわけではないのだ。ただ・・・

「うおっ!」

びっくりして思わず立ち上がってしまう。
椅子とテーブルが激しく音を立て、テーブルの上にあった紅茶が零れた。

ただ夢を見るのだ。
少しでも居眠りをするとあのときの幻覚がいつまで経っても悪夢になって現れる。
現実感を伴った悪夢はわたしの睡眠を酷く妨害するので慢性的な睡眠不足に陥っていた。

ふと横を見ると、ものすごい形相で驚いている亀ちゃんがいた。

462 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:43:28.04 0
>>461
余談です
ごめん、割り込んじゃった

463 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:43:34.34 0
「私は組織から頼りにされているんだろうか?」
その日から里沙は自問自答しては答えの出ない日々をすごしていた

毎日の報告書に注文がついていないことを考えると
組織が報告書に不満を持っているとは考えにくい
しかし頼りにされているかどうかは話が別だ
「ご苦労」の3文字からそれを推し量ることはできない

里沙はいつの頃からか愛からの返事を心待ちにしている自分に気付き
その心に自ら鍵をかけた

「私は組織の人間」
「裏切り者には粛清あるべし」

タクシーの中で呪文のように心の中で繰り返す
愛からの返事を待つ自分を律するように


そのとき不意にケータイが震えた
愛からのメールだった
2つの言葉をもう一度つぶやきながら開封した
その内容は…

「おう」

たった2文字だった


里沙は思わず声に出して笑ってしまった
運転手に不審に思われても構うものか
否 むしろ一緒に私のバカさ加減を笑って欲しい
待ちわびていた返事が 開封せずに削除したもの以下だったとは!

464 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:45:52.77 0
「もう! これは… 怒っておいた方がいいよね?」

そう これは本当に怒っているんじゃない 演技なんだ
メンバーとして友達としては怒らなくてはいけないんだ
これは演技 これは仕事 これは演技 これは仕事
なぜか目に涙がたまってきてボタンが押しづらい
私の演技も真に入っているわね ここまで役にはまり込むなんて


里沙は1分で愛へのメールを打った
「私の話をちゃんと聞いているの?」「『おう』って一体なんなのよ!」
くらいまでは冷静に打ったが 途中から愛に向けての罵詈雑言の嵐になった
それでも里沙は自分の本当の心には気付かなかった… 気付けなかった

すぐに愛から返事がきた さすがの愛も狼狽したらしい
里沙はすでに2つの言葉を唱えることも忘れ すぐに開封した

そこには 人が走っている絵文字たった1つが存在していた…


「あ すいませ〜んここで降ります」
マンションから少し離れたところで里沙が運転手に告げた
「え? まだ少しありますよ? 夜道だし…」
「いえ ここでいいんです ありがとうございます」

465 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:47:36.92 0
とにかく里沙は落ち着きたかった
落ち着くためにはまだ少し寒い外気に触れた方がいいと判断したのだ

あの絵文字は「里沙ちゃんに怒られた 逃げろ!」という意味なのだろう
里沙の機種では絵文字にアニメーション効果がついていて
愛が笑いながら逃げているさまが簡単に想像できた
こっちが真剣に怒っているのに なぜ軽口がたたけるんだろう?

『真剣に』?

この日何度目かのため息をフッと吐いた
組織からは読むまでもない「ご苦労」の3文字
愛からは「おう」と絵文字の合計3文字
里沙は自分の仕事はどちらもメール3文字分かと思うと笑えてきた

「小春のような性格だったらね〜」とつぶやいた自分に里沙は驚いた
「あれ? なんで『小春』って…
 ここは『リゾナント』じゃないんだから『久住』か『レッド』でしょうが
 っていうか独り言にまで登場しないでよね」
一人突っ込み一人ボケの切れも悪くなっているようだ


そのとき里沙は急に前方に人の気配を感じた
考え事をしていたとはいえスパイに気配を直前まで気取られないとは…
里沙は表情を隠し立ち止まって街灯が逆光になっている人影に尋ねた
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17101.jpg

「誰?」

かえってきた声は数十分前まで一緒に「リゾナント」にいたその人だった

466 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:49:51.87 0
「里沙ちゃんゴメン驚かせちゃった? あっしやよあっし」
「え って愛ちゃん?」

近寄ると確かに愛だった 額には玉のような汗をかいている
体力の消耗が激しいためにめったなことでは出さない愛の能力…
テレポーテーションを使ったようだった

「能力を使ったのね? ここまで何キロあると思っているの…」
東京と横浜の距離を考え 里沙は絶句した
ここまでの能力は愛にはないはずだった
考えられるとすれば愛の能力が自分に共鳴したということだが…

『共鳴』?

不意に前に倒れそうになった愛を里沙が受け止めた
「え な 何してんのアンタ!」
「何って 里沙ちゃんに謝りにきたんやよ」
「『里沙ちゃんに謝りにきたんやよ』じゃないでしょアンタ!」
「里沙ちゃん あっしそんなに訛ってないがし」
「十分訛ってるじゃない」
「もうそれはええがし メールで『今から行くよ』って書いたでしょ?」

里沙は愛が何を言っているのか瞬時にはわからなかったが
ハッとしてケータイをポケットから取り出し 例の絵文字のメールを愛に見せた

「もしかしてこれのこと?」
「うん そうやよ」愛は屈託なく微笑む
「あ…」

467 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:51:31.64 0
里沙は泣きながら叫んだ
「こんなの普通 伝わんないから! 伝わんないからぁぁぁぁぁぁ!」
「あれ? この絵文字おかしいかな?
 あっ 里沙ちゃ〜ん そんな涙流して笑うことないやろ〜
 もう 里沙ちゃ〜ん!」

里沙はようやく気付いた
リゾナンターにシンパシーを感じている自分を
リゾナンターに信頼されている自分を
やっぱりテレパス能力を使わない愛は常人よりも人の心が読めないことを

そして…

嬉しくて流す涙はいつまでも止まらないことを

468 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:52:49.60 0
ひとしきり泣いて目を赤くした里沙が愛に肩を貸しながら言った
「じゃあ私の部屋で一晩中 リゾナンターのあるべき姿について語ってあげよう!」
「お願いします塾長! 頼りにしてるよ
 でも能力使って疲れちゃったから途中で寝ちゃうかも」
「ダメ! 寝かせませ〜ん!」
「じゃあ明日はあっしの趣味の部屋で一晩中水さんの魅力を…」
「ってコラーッ! 話すり替えない」

「…愛ちゃん」
「ん?」
「私も信頼しているからね 愛ちゃんもみんなも」
「そんなことわかってるがし 心を読むまでもないことやろ」
「そうだね そうだよね」

今日のこのことは組織には報告しないでおこう
そう里沙は決心した
「ご苦労」のたった3文字で終わらせられるような そんな軽いものではない
里沙は自分がリゾナンターであることを今日ほど誇りに思ったことはない

469 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:54:14.11 0
>>459-468
以上です お目汚し失礼

なんかガキさんが組織を裏切る明確な切っ掛けが欲しかったもんで…

470 :名無し募集中。。。 :2008/05/01(木) 00:55:56.83 0
>>469
ハーーーーーーーーーーーーーーーン!
いいよいいよ!
このスレは才能の塊だな

>>458
知識は無いがオツムは弱くはないぞ!
とマジヲタらしく反応しとく

471 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:58:14.13 0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお
いいよいいよ〜おもしろすぎるよ

472 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 00:58:28.15 0
すげー!!寝るつもりだったのに引き込まれちまったww
ありがとー

473 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:00:16.46 0
愛ガキさいこー!
リアルのエピソードを盛り込んでこれだけの話が書けるのがすごいな
つーか泣いた

474 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:05:54.70 0
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/18/toro18838.jpg

リゾナントオレンジ&リゾナントブルー参上!

475 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:06:43.34 0
>>470-473
処女作で褒められるとまた書きたくなるからほどほどにw

>>473
リアルとわかってくれるだけで嬉しいです
あのメールの内容にガキさんも安倍さんも呆れていたけど
実は奥が深いんだということを愛ちゃんに代わって表現してみましたwww

476 :名無し募集中。。。 :2008/05/01(木) 01:08:25.85 0
いややっぱりあれだけ送られたほうは迷惑でしょw

477 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:10:54.28 0
送ってみたで

478 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:12:06.01 0
処女作・・・だと・・・?

479 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:14:03.26 0
うーん
こんな風なだけにガキさんの苦悩は深いものがあるなぁ

480 :458:2008/05/01(木) 01:30:07.79 0
>>475
もう非処女なわけで、あとは気持ち良くなるだけ。
どんどん書くべし。
もっと泣かせてくれ。頼む。

>>470
コハヲタさんすまぬ。
発育途上、純粋といった言葉が適切だったかな。


481 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:32:08.21 0
どんだけの才能が埋まってるんだよここには

482 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:33:08.23 0
職人何人かいるとはいえよく毎日毎日いろいろ作品出てくるなあ
すげーよ

483 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 01:55:02.93 0
スピード早すぎてついていけない…

484 :470:2008/05/01(木) 02:03:42.15 0
>>480
ん?「てか、娘。はみんなオツム弱いかw」に反応してるんだよ
コハヲタではなく上位の推しはさゆれなガキさんの娘。DDだ!

485 :名無し募集中。。。 :2008/05/01(木) 02:15:38.70 0
>>483
読むのは問題ないだろうから書くほうかな
展開についていく必要はないよ
書きたいものを好きに書くがいいさ

486 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 02:47:22.96 0
>>485
いや読むほうなんだ…
02:00に帰宅して08:00には起きるような生活してると未読の多さにクラクラする
できれば書くなり描くなりしてみたいんだけどね

487 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 02:51:36.62 0
ミティに殺された吉澤、

@ ダークネスに死体を拾われて復活、中ボスになり襲いかかる。
A 猫ボスに拾われ、さゆえりに癒される。ガキさんの苦悩を察知し、
   組織から離れるように促す。後にミティやチャーミーと対決する。
B 死んで守護霊的な存在になり、おもに愛ちゃんを導く。

こんなのを読みたいです。手前、このように文才がありませんので、
職人の先生方よろしくお願いします。



488 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 03:12:05.72 0
>>427
http://img246.imageshack.us/img246/5392/50007325tl2.jpg
─ これが幻覚? ─

489 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 04:08:47.30 0
出来心
http://ng2.or.tp/ReinaT/souce/ReinaT_4500.jpg

490 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 04:09:56.30 0
ACの見てここにきた

491 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 05:51:00.63 0
http://img246.imageshack.us/img246/6784/11052988hx7.jpg
ちょっと氷の剣持ってるっぽいね

492 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 06:54:42.79 O
ようやく一日分追い付いた
小春の能力の凄さに畏怖し
愛ガキのもう友情を越えた“何か”に感動した・・・

俺やっぱ娘。好きだわ

493 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 08:11:13.02 0
保全

494 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 09:20:01.55 0
今日も仕事だ
出動します

495 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 10:16:36.60 0
ほっ

496 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 11:48:10.16 0
>>487
面白そうw
長文さんにどれか書いてほしいな

497 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 11:50:31.15 O
>>486
お勤めご苦労様です
自分も同じ様な生活サイクルなんでまとめサイトさんの存在はありがたい…
次の休みにまとめ読みするのが楽しみでしかたない
ただタイムラグがあるから感想を書き込めないのが職人さん達には申し訳ないと思ったり…

と長々独り言保全

498 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:06:43.98 0
精神を統一する。寝る前の日課。
今ではもう慣れたものだ。組織に入り、訓練所で厳しい訓練をされて、
ダークネスに忠誠を誓わされたあの日から私は私でなくなった。

セルフマインドコントロール。

認めるのが怖いからずっと心に蓋をしていた。
けど、吉澤さんは教えてくれた。
ダークネスの目的、リゾナンダーの存在意義、私たちの絆。
安倍さんの想い。みんなの想い。


私は、私だ。
これからは私も共に闘う。
そして、みんなに自由を。
あの場所で、またみんなで笑うために。

http://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17101.jpg


499 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:08:20.39 0
私には秘密がある。
誰にも言ってない秘密。
教えてはならない、と思う秘密。

幽霊ビルのあの時、私は意識が半濁していた。
だから思うように喋れなかった。
でも、知っている。

新垣さんが戻ってきた。
それが全ての答えだと思いたい。
大事な仲間をなくすのは一度でいい。
一度だけでいい。

たとえ、新垣さんがスパイでも私にたくさんのことを優しく教えてくれた、
その事実は変わらない。
たとえ、新垣さんがスパイでも久住さんや高橋さん、、、
みんなのことを本気で心配したり、面倒見たり、その事実も変わらない。
亀井さんが大変だった時、新垣さんは迷わず病院に直行した。

全部事実。
私にはそれで充分。
私は新垣さんを


信じます。

http://toromoni.mine.nu/up/files/data/17/toro17114.jpg


500 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:12:12.30 0
>>498-499
初めて書いてみました。お目汚し失礼しました。
出て行ってから戻ってくるまでの間に>>487のAみたいなことがあったという感じで。
ミティのくだりがよくわからないんですが(汗)
何スレ目かにあがっていますか?

501 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:17:53.18 0
ガキみつ編を書いた者です
リゾナントしていただいてありがとうございます

自分の中ではみっつぃーは本当に気付いていなかった・・・という設定でしたが
なるほど本当は薄々気付いていたという方が深いですね
ほんとありがとうございました

502 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:25:18.64 0
>>389
まとめサイトの中の方いつもご苦労様です
そして本当にありがとうございます
ご本人さんも小説書きなれた方だったんですね

ところで一つ勝手な提案があるのですが
まとめサイトに簡易掲示板を設けてはいただけませんでしょうか
あくまで感想板という意味合いで
>>497さんのような方もおられるので後から感想が書けたりするのもいいんじゃないかと
このスレだとやっぱり遡った作品の感想は書きにくいですしね
作者さんへの励みにもなるかもしれませんし
・・・本当に勝手なことを言いまして申し訳ありません

掲示板を設けることの是非について皆さんもご意見があれば・・・

503 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:49:12.59 0
>>500
ミティ編はこのスレの100過ぎくらいにあったよ

504 :まとめの人:2008/05/01(木) 12:51:53.38 O
>>502
掲示板は作るのは簡単なので置くことも考えたことはあるんですが、
万が一そっちが盛り上がっちゃうとこのスレがどうなるんだろうと思って特に設けていません
あらゆる感想・議論はスレでいいのかな?と思っているので…

ですがみんなで作るリゾナンターなので、皆さんの意見を尊重したいと思います

505 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 12:57:11.61 0
このスレに前の作品の感想書いても問題無いと思うよ
今読みましたみたいに
それ見てどんなんだったっけ?と読み返したりとかもありそうだし

506 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 13:00:00.76 0
まとめサイトの掲示板はあってもいいと思うよ
あくまでもこのスレは本スレだし
ここの本スレで書くほどのことでもない些細なことなどはまとめサイトの掲示板で書けばいいと思うし

507 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 13:05:24.00 O
>>502
過去の作品の感想も嬉しいですよ
そこから話膨らむこともあるしいいんじゃないですか?

508 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 13:08:26.64 0
このスレ流れ早いから雑談向きではないわな

509 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 13:11:26.25 0
>>508
平日昼間は流れ遅いけどねw
まあ休日夜とかは確かに流れ早いかも

510 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 13:13:45.34 O
>>499
ばれてるしぃ( ̄▽ ̄;)

511 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 13:21:06.41 O
>>506
避難所的なもの考えていいのかな

512 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 15:12:37.01 0
「ちくしょう、うかつやった」

愛は焦っていた。
対峙するのは氷の魔女。ミティ。

普段であれば彼女の能力から決して引けをとるものではない
が、今回は少しばかり勝手が違っていた。
直前に雑魚を倒した際、不意を付かれて脇腹を負傷していたのだった。

雑魚相手とはいえ連戦の上に負傷、さらに現れたのがこの魔女では
さすがの高橋もあっという間に追いつめられていた。

「ここまでだ。苦しまずに死なせてやるよ。覚悟しな。」
− ダメだ、やられる −
まさにとどめの一撃を食らわせようとしたその時。


513 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 15:13:11.50 0
「何ッ!」
全く予期していなかった方向から飛んできた火球−正確には何らかのエネルギーの塊
−がミティに襲いかかり、彼女は高橋にとどめを刺すために振り上げた手を
防御に使わざるを得なかった。
「これは!タイガーショット!そんな、まさか、、!」

「ひさしぶりだね、美貴ちゃん。いやミティ」
太陽を背に現れた長身短髪のシルエットはここにいる筈のない人間であった。

「吉澤さん!?」
「バカな!あの時確かにアタシがこの手で、、!」
「ん〜まぁ世の中そういう事もあるのよ。で、どうする?2対1だけど。」
「クッ、、」

手負いとは言え高橋と、先代リーダーの吉澤相手では到底勝ち目はない。
ここは一旦撤退するが吉とミティは判断し、瞬時に姿を消した。


514 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 15:15:29.97 0
>>487のA的なもの
なんとなく頭にあったのがそれっぽかったんで書いてみました
この後ガキさんに道を示したり再度ミティと対決したりがあるってことで

生まれて初めて小説っぽいもの書いた

515 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 16:27:08.34 O
>>514
続き待ってます
♪( ̄▽ ̄)ノ″

516 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 17:30:16.57 0
「いやー実際こりゃ死ぬわと思ったんだよあん時はさぁ。」

喫茶「リゾナント」店内。
ミティの攻撃を退けて数時間後である。
愛の淹れたコーヒーを飲みながら、吉澤が語る。

「死ぬかと思ったんだけどね。ボスに助けられたんだわ。」
「ボスに!?」

自分達のボスとはいえ、実際の姿はただの猫である。
助けるったってさすがに無理があるだろうと愛は思った。
どうにも腑に落ちないところを問い質そうとした時、入口のドアが開いた。

「あー吉澤さんだー。」「お帰りなさーい。もう身体はいいんですか?」

飛び込んできたのは絵里とさゆみである。
吉澤との再会を喜ぶ姿に、愛は一つ違和感に気付いた。


517 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 17:31:56.33 0
「ちょっとあんたたち、何でおどろかんの?」「?」
「だって、死んだ筈の吉澤さんがここにいるのに、、」
「えー、それはですねぇ、ぅへへ」「あのー」
 何かを言いにくそうにしている2人に代わって吉澤が口を開いた。
「あーこの2人は知ってた、つうかこいつらに助けられたんだわ。」「!!」
「倒れてるところをボスが見つけてこの2人を呼んでくれてね、治癒してもらった。」
「・・・あんたたち!」「いや口止めしたのはボスだからこいつら責めないでやってよ。」

意外だった。
確かに心が読める愛に口止めは無意味かもしれない。
が、よほどの事態でない限り言いたくないことを無理に読もうとはしないようにしていた。
言ってみればそれを逆手に取られたようなものである。
つい恨みがましい口調になるのは自然と言えば自然である。

「とにかく、説明してください。」

518 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 17:36:20.42 0
「まー助かったつってもそれなりにダメージはあったしね。
 とりあえずリハビリも兼ねてあちこち回ってた。情報収集ってやつ?
 ダークネスの支部は世界中にあるから。
 で、それなら死んだと思わせとく方が得策ってことで、敵を欺くにはまず味方からっつうか。」
「それはまぁ、、ほやけど、、」
「ま、そんな訳でちょうどその辺が一段落して日本に戻って来たところって訳。」

一応現リーダーの自分にくらいは知らせてくれてもいいのにとボスと吉澤を恨みつつ、
とりあえず死んだはずの吉澤がここにいる理由は納得した。
とは言えまだあと一つ聞いておきたい事があった。

「それで、これからはまた一緒に戦ってくれるんですよね?」
「あー、ごめん。無理。」

思わぬ拒否につい顔を曇らす愛に、吉澤は続けた。

519 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 17:36:45.99 0
「アタシはほら、一旦現役は退いた人間だし、今のリゾナンターは愛ちゃんが作ったチームだから
 あんまり古い人間がいつまでもいてもね。」
「そんな!」
「それにまぁ、ぶっちゃけ死ぬような目にあったからね。最前線で戦うのはまだちょっとね。」
「そうなんですか、、。」
「まぁ後方支援ってやつ?アンタ達が安心して戦えるようにその辺はしっかりやっとくからさ。
 そういう意味じゃ一緒に戦うよ。アタシも。」
「吉澤さん、、。」

正直なところ失意は隠せなかったが、それでも後ろで見守ってくれるというので
幾らか気分は軽くなった。

「なんかみんなあっちに寝返っちゃったからさ。一人くらい頼りになる先輩がいてもいいだろ?
 あー、泣くな泣くな。相変わらず泣き虫だなこのリーダーは。」
「だっで、、ぅえぇ、、」


そんな2人の様子を里沙はドアの外から複雑な想いで見つめていた。

520 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 17:37:14.98 0
とりあえずここまで

521 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 18:39:07.82 O
乙乙!

522 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 18:57:55.61 0
ほんとパラレルなスレだね

523 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 19:18:27.46 0
>>504
掲示板の設置をお願いした者です

確かに議論やらが2箇所に分かれてしまうと・・・という危惧はありました
ただまあ新しい作品が投下されていくのはここなので盛り上がりがなくなることはないかなと思いまして・・・
言ったように過去の作品の感想も特に前スレのものなんかだと書きにくいですし
別に書いてもいいとは思ってもやっぱりスレの流れというものもありますしね

でも一度設置しようとされてやめられたのならやめたがいいということなのかもしれませんね
すみません勝手を言いました

524 :名無し募集中。。。:2008/05/01(木) 19:49:54.52 0
カプヲタだからついついそっちに流れそうなのを
必死に食い止めながら読んでるこのスレ…

525 :まとめの人:2008/05/01(木) 19:56:02.24 0
>>523
どもです いろいろ考えていただいててありがとうございます
とりあえず感想専用としてしたらばでも置いてみようかなぁと考えてたんですがそれでどうでしょ
今後のテンプレとかもそこに置いておけば今後楽かもしれないし

増やしたいモノがあれば適宜追加
でもそれでこのスレが落ちるの頻発するようなら一部廃止
そんな感じで考えたりとかしてみましたがー

368 KB
★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50


read.cgi ver 05.05 2022/08/31 Walang Kapalit ★
FOX ★